現役転職エージェントがこっそり教える失敗しない転職エージェントの見抜き方

現在、転職エージェントは2万件あると言われ、その数は大手コンビニエンスストアのセブンイレブンと匹敵すると言われています。

実際、筆者は転職エージェントで、法人担当兼キャリアアドバイザーとして働いていますが、転職エージェントはたくさんあります。現職の勤務先も転職活動をしていて初めて知りました。

そんな多くのエージェントから良いエージェント、悪いエージェントを選別するのはとても難しいことです。

では良いエージェントを見抜く方法、良い転職エージェントを探すためにどんなアクションを取ればいいかを説明します。

ダメな転職エージェントの特徴は?

まずはダメな転職エージェントの特徴をお話します。

とにかく応募しましょう、お願いだから応募してくださいと言う

一番多いダメエージェントの特徴です。なぜこのように無理やり応募をさせようとするのかというと、自身のノルマのためです。

転職エージェントの社内の評価項目は以下の通りです。

  • 成約金額(成約件数)
  • 面接件数
  • 応募件数(アプライ件数)
  • 面談件数

最終的に評価されるのは売上金額(売上件数)ですが、面談件数、応募件数(業界的にはアプライ件数と言います)、面接件数がKPI(Key Performance Indicators:プロセス評価)に該当します

仮に売上に到達していなくても、KPIをクリアしていればまだ社内で言い訳がききます。(注力求人が間違ってるとか難癖をつけられることがありますが)

しかし、クリアしていない場合、社内評価が下がり、社内で立場がなくなりますし、上司に詰められます。そのために、転職希望者には何が何でも応募してもらおうと考えます。

筆者的には別にそのこと自体は悪いとは思いません。ただし、転職希望者に面接スケジュールなど負担をかけることにもなる可能性があるので、転職希望者がその会社を応募するメリットを提示する必要があります。

しかし、そのメリットのないお願いはただのエゴイズムです。求人応募のメリットを提示できないキャリアアドバイザーはプロではありません。

キャリアアドバイザー自身の見解がない

キャリアアドバイザーは労働という人生で一番時間を費やす行為について支援をするライフアドバイザーです。

それなのに、ヒアリングをちゃんとしない、求人について説明できない、この求人を受けることでどう転職希望者の人生を豊かにできるかという見解を持たないキャリアアドバイザーは良いアドバイザー・コンサルタントだとは言えません。

タメ語で話してくる

論外なんですが、タメ語で話すアドバイザーは散見されます。

筆者も昔陥った錯覚ですが、求人を紹介すると仕事を紹介してあげている偉い人だと自分のことを思うフシがあります。

少し言葉が悪いですが、転職希望者はその転職エージェントにとって商品になってもらう大事な方々です。そういう対応しかできないキャリアアドバイザーは個人的には業界から去って欲しいと思っています。

勝手に応募する

一部の外資系のキャリアアドバイザーに見られる傾向ですが、転職希望者が受けない、考えさせてと言っているのに勝手に応募手続きを取るケースがあります。

個人情報を扱う転職エージェントにとって勝手に応募するということは絶対やってはいけないことなのですが、こういった行為に及ぶ背景は以下の通りです。

  • とにかく売り上げ重視
  • 最初に推薦された応募を優先して選考をすすめるよう契約書に書かれている

企業とエージェントの契約書には、特定の転職希望者を複数のエージェントから推薦された場合、最初に応募があったエージェントからの推薦を有効とする旨記載されています。

つまり、どんな形であれ推薦をしてしまえば、他のエージェントにその求職者を奪れないで自身の売上に繋げられるから一部の外国人エージェントは転職希望者の意向を無視して推薦するのです。

連絡しない

我々エージェントにとって、送りたくないメールはお見送りメールです。なぜなら、手間がかかるし、申し訳ないからです。

しかも、書類選考見送りの連絡をしない企業が一定数存在します。そのため、連絡するタイミングを逸して、放置してしまうケースがあります。

しかし、どんな形であれ、遅くなっても必ず選考結果の連絡を入れるというのは転職エージェントのやるべき業務です。それをサボるエージェントはダメなエージェントと言えます。

良い転職エージェントの特徴は?

逆に良いエージェントは以下のような対応をします。

求人のプレゼンがしっかりできて、応募する理由を明確化できる

筆者がよく転職希望者に感謝されることは、1求人に対する情報量の多さとこの会社に入社することで何が実現できるかを明確に話すことです。

プレゼンに対して評価してもらえ、懐いてくれる?転職希望者も多いので改めて求人のプレゼンの重要さを感じています。

厳しいことをしっかり言える

転職は打ち出の小槌のように、年収が100万円以上上がり、労働時間も減り、人間関係も最高になると思っている人(特に転職未経験者)が散見されます。

ちゃんと現実に即して、考えを改めないといけない時には必要なことを伝えられるエージェントこそ転職希望者の役に立つエージェントです。

良薬は口に苦しという言葉があるように、ちゃんと正しい方向に導く助言ができることが転職エージェントとしてあるべき姿です。

フォローがしっかりしている

筆者は面接やオファーが出たタイミングなど変化があるタイミングで細かに連絡をしています。

一般的に転職希望者は複数の企業の面接を受けますので、選考状況は刻一刻と変化します。その変化に対応し、できる限りの支援をすることは転職希望者のためにもなりますし、エージェント自身も自分の売上を確保することができます。

自分のためにも転職希望者のためにも密な連絡を取り、必要なケアをするというのも仕事ができる転職エージェントの大きな特徴です。(自分で言うなという批判は甘んじて受けます笑)

自分に合っていると感じられる

感覚的な話ですが、話していて合うキャリアアドバイザーと合わないキャリアアドバイザーがいます。

競走馬にとって合う騎手と合わない騎手というものがいるように、キャリアアドバイザーと転職希望者にも相性というものがあります。

そういった感覚的なものが合うかどうかも大事してください。

エージェント選定をする際に必要なこと

エージェントの良し悪しは実際に面談を受けたり、実際支援を受けたりしないとわからないです。ただ、ある程度良いエージェントを選ぶためのアクションはできます。

では、どんなアクションを取れば良いのかというと以下の通りです。

業界・職種未経験者は大手の転職エージェントを利用する

業界・職種未経験者の転職を成功させるためには、必要なのは豊富な求人と、総合的な転職アドバイスです。

それができるのは、大手転職エージェントです。どのキャリアアドバイザーが担当をするのかがカギになりますが、大手のキャリアアドバイザーは変更がききますので、合わなければ変更をすればいいだけです。

大手の仕組みとして業界・職種未経験者を支援しやすい体制になっています。その体制を利用して転職支援を受けると良いです。

業界・職種経験者は両面型の転職エージェントを利用する

業界・職種経験者が同業他社へ転職する場合は、大手の片面型(キャリアアドバイザーと営業担当が別)の転職エージェントより、キャリアアドバイザーと営業担当を兼任している両面型のエージェントが適しています。

業界経験者の同業・他社への転職にはより企業や業界のことをわかるほうが相談しやすいですが、どうしても業界横断型の大手転職エージェントは特定の業界の知見が低いです。

その点、業界・職種特化型の両面エージェントは業界や知識のことが豊富なので似たようなレベル感で転職希望者の意向を確認することができます。

スカウト経由でのエントリーの場合、自分の実情に合った求人を紹介している

各転職サイトに登録している方は、スカウトを通じて登録・面談を依頼するケースがありますが、こういった場合は、スカウト求人が自分に合ったものを紹介してくれるエージェントに支援を依頼する方が良いです。

最近の傾向だと、「一度面談しませんか?」と具体的な求人を紹介せずにスカウトを打つエージェントが多い傾向にありますが、その場合、その転職エージェントの提案力を確認できません。

優秀なエージェントはこれまでのキャリア等を含め、最善の求人は何なのかを提案する力があります。それをスカウトで確認するというのは良いエージェントかどうかを確認するためには有効です。

おすすめ転職エージェントは以下の記事を参考にしてください。

まとめ

以上、まとめます

  • ダメな転職エージェントは提案力がなく、ごり押しをする
  • 礼儀やマナーを知らないエージェントは論外
  • 良い転職エージェントは厳しい指摘や提案をする
  • 良いエージェントは積極的なコミュニケーションを取り、スピード感のある支援をする
  • エージェント選定は未経験転職か経験者枠の転職により変わる
  • スカウトの紹介求人で良いエージェントを選定するのも良い方法

転職エージェントの良し悪いは実際面談を受け、転職支援を受けないと分からないですが、エージェントの特性やスカウト内容からある程度は選別できます。

また、いかに良い転職エージェントだったとしても、転職希望者側がどうしょうもなければ良い提案も無駄に終わります。

ダメなエージェントを選んで欲しくはないですが、同時に自分が良い提案をじゃけんにしていないかなど転職エージェントの意図を受け取ることも大事です。

本編を参考に良い転職エージェントとの出会いを祈念しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

関西学院大学卒業、1社目では大手証券会社に勤務  ・8か月でメンタルをやられ休職。 ・証券会社時代はお荷物社員として最低評価を受ける。「こんなひどい評価の奴初めて見た」とまで言われた。 以降、人材ベンチャー、大手転職エージェントに勤務し、2度の戦力外通告を受ける。 現職では、中小の転職エージェントでキャリアアドバイザー兼法人営業で2年連続で社内2位の売り上げを達成。前職退職時の年収450万円→2019年の年収は約1000万円 税金の支払いに苦労してます笑 【人物像】 ・ただの酒好き ・論理・理屈で物を考える 【記事の基本方針】 私のような最強のダメ人間でも、思考力、実力、環境を整備すれば それ相応の成果を出せるということを表現できればいいと思っています。 よろしくお願いします。