転職面接をクリアするには?内定を勝ち取るために必要なこと

転職活動を行うにあたって、面接をクリアしなければ内定を勝ち取れません。当たり前のことですが、面接が不得手な人は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者も元々面接が非常に苦手で就職活動でも転職面接でも多くの企業の面接に落ち続けた経験があります。

では、どうすれば面接をクリアし、意中の企業から内定を得られるのでしょうか。現役転職エージェントの筆者が、過去面接に落ち続けてきた経験を踏まえお話をしたいと思います。

転職活動に関する基礎知識は以下を参考にしてください。

転職面接で聞かれる面接質問、見られているポイントは?

では転職面接では何を見られ、どんな質問をされるのかをまずは見たいと思います。

  • 服装・身だしなみ
  • 自己紹介
  • 転職・退職理由
  • 転職志望動機
  • これまでの経験・成果
  • 逆質問
  • 人物面

企業側が採用したい人材は、一緒に働きたいという感情を持てる人物で、長期就業ができ、成果を出してくれる人です。そんなにパーフェクトな人材はなかなかいないですが、面接ではそれに近いと印象付けることが採用に繋がります。

では、上記のポイントについて深堀りをします。

服装はスーツで面接に臨もう!身だしなみだけで面接の結果が出る

面接での格好はスーツが基本です。アパレル業界などファッションセンスを見られる面接もありますが、それ以外の業界の面接であれば原則スーツで臨みましょう。

ただし、コロナウイルス後の面接では、web面接が増え、服装についてはノーネクタイでも問題なかったり、筆者が支援した方では作業着で面接に臨まれた方もいたりと以前と比較して服装は細かく見られなくなっています。

とはいえ、印象で悪い評価をされてしまうとマイナススタートで面接をスタートしてしまうことになるので、対面の面接でもweb面接でも相手の印象を悪くしないよう小ぎれいにしたほうが良いです。

もし、スーツ以外の恰好、男性の場合ノーネクタイ、ノージャケットで臨むのなら、企業側へ事前に理由を伝え、承認を取ると良いです。

自己紹介は簡潔に

自己紹介で伝える内容は簡潔に伝えましょう。特に自己紹介で評価される内容はあまりないのですが、だらだら話してしまうと端的に物事を伝えられない人だとマイナス評価を受けてしまいます。

そのため、自己紹介は以下の内容を伝えるに留めましょう。

  • 名前
  • 最終学歴
  • 在籍企業名と経験職種
  • 「本日はよろしくお願いします」という締めの一言

転職・退職理由は可能な限り正直に伝えよう

転職理由そのもので評価が上がることはありませんが、下がることはあります。では、どんなことを言うと評価が下がるのかというと以下の通りです。

  • 上司、同僚、会社に対する悪口
  • 入社1~2年目でのお金を理由にした転職理由

基本的退職理由は常識内の範疇(はんちゅう)であれば、ネガティブな内容を伝えても構いません。

採用人事側はネガティブな理由がないと転職しないと思っていますし、ネガティブな要因がないのになぜ転職するのだろうと逆に不振に思います。

ただし、自身の成果が出ない、人間関係がうまくいかない理由を会社や周囲の人のせいにする人は改善ができない人と判断され、またお金を理由にした転職理由も入社1~2年でお金にこだわり過ぎる方は身の程知らずの嫌な人と判断されますので避けましょう。

転職志望動機はどう伝えればいい?例文は?

転職志望動機は面接評価を上げられる重要な質問の1つです。では、どのように回答していけばいいのか例文を含めご紹介します。

転職志望動機を伝えるうえで気を付けること

転職志望動機を伝える際は、以下の点に気を付けましょう。

  • 可能な限り退職理由とリンクさせる
  • 自分がどうなりたいのかという未来を伝える
  • シンプルで分かりやすく使える

転職志望動機では、その会社に転職することによって自分の今の会社で感じている課題を解決できること、そして自分がやりたいことをこの会社なら実現できるということを表現することで評価されます。

業界・職種だけで志望動機を作ればいい

未経験業界・職種に転職を志望する場合、業界・職種の志望動機だけ考えれば問題ありません。言い方を変えれば、その会社の独自性にまで踏み込んで転職理由を考えなくて良いです。

なぜなら、その会社じゃないとできないことはそんなにないからです。

一応転職エージェントからそういった情報を仕入れておいて損はないですが、聞かれたら答えられるようにしておけば良いです。

他社との違いなんて明確に言える会社は日本にはほとんどありません。業界経験者であれば志望動機を敢えて聞かない会社も多いです。

その業界、職種を志望する理由は答えられるようにして欲しいですが、その会社に行きたい理由まで細かく考える必要はないと思って良いです。(ただし、会社の独自性が明確な超大手企業を受ける場合は会社の志望動機を考えましょう。

転職志望動機の例文

では、どのように伝えればよいのか例文を交えて、ご紹介します。

前提として筆者の1社目(証券会社)~2社目(人材紹介会社)の転職理由を元に例文を作成させていただきます。

まずは転職を考えた理由ですが、以下の通りです。

  • 転勤族から東京勤務固定で働きたい
  • 証券会社であと10年働くイメージができなかった

次に転職エージェントを志した理由は以下の通りです。

  • エンゼルバンクという漫画で転職エージェントの仕事に興味を持った
  • 人の転職を支援し、活躍する人を増やしたいと考えた
  • そもそもはお金という観点で企業課題を解決したいと考え金融に入社した
  • 人という観点で企業支援をしたいと思ったので転職エージェントで仕事をしたいと考えた

以上を踏まえ、志望動機の例文をご紹介します。

 

私は証券会社で営業する中、どうしてもあと10年働き続けるイメージができませんでした。

その中でエンゼルバンクという漫画に出会い、労働者の人生を変えられるきっかけ作りができ、人という観点で企業支援ができる点が魅力だと感じ、人材紹介ビジネスを行っている貴社を志望しました。

 

上記の内容だと、10年働けないというイメージができない理由、なぜ金融業じゃないのか、人の支援をしたいと思った理由は何なのかなど、いくつか突っ込みどころがあります。

敢えてつっこみどころを作り、質問をさせ、面接官とコミュニケーションを取れるようにしておけば会話がはずみます。

細かな会話内容より、会話が弾んだ事実、質問に対し的確に回答できる方が面接官の印象に残ります。何より長話をされることを面接官は嫌がるので、多少突っ込みどころがあってもシンプルなほうが良いです。

これまでの経験・成果を話すためキャリアの棚卸をしよう

企業は即戦力に近い人材を採用したいと考えています。

そのため、面接の中でこれまでの経験がその会社で生かせるのかを表現することが大事です。それを伝えるためにはキャリアの棚卸をしましょう。

キャリアの棚卸とは?

キャリアの棚卸とはどんなことなのかというと、以下の内容を1つ1つ洗い出すことです。

  • これまでどんな経験をしたか
  • どんな成果を出したのか
  • 成果のためにどんなプロセスを取ったのか

以上を洗い出し、希望する業界・職種にフィットしそうな内容を集め、志望企業の業務に繋がる内容は、予め職務経歴書に反映させましょう。

キャリアの棚卸は面接に進めるか否かの大事なポイント

書類選考で採用企業が見ている内容は、現職の経験が今に生きるかどうかです。

裏を返せば、現職の経験が志望企業に生きないと判断されたら、書類選考を通過せず、面接にも進めなくなってしまいます。

面接でもこれまでの経験や成果については聞かれますが、それ以前に企業側に見て欲しい経験や成果を職務経歴書に反映し、書類選考を通過して面接に進んだら職務経歴書の内容をより詳しく話せるように準備をしましょう。

再現性のあるプロセスは高評価のポイント

また、もう1つ押さえておきたいことは、成果に対する再現性、つまりその採用企業に入っても前職同様、もしくはそれ以上の成果を出せる可能性があるのかというところです。

それを表現するためには、仮説を立て、実行し、実行した内容を修正して、行動するといういわゆるPDCA(計画=Plan 実行=Do 検証=Check Act=改善)ができているかということを見られます、

そんな細かいことやってないよ!と思うかもしれませんが案外無意識的にやっています。

筆者の経験上、面接に強い人は成果を出すためのプロセスを突然聞いても、論理的で納得感のある回答をします。(筆者がこういう人を決まる人材と表現します)

20代前半~中盤の人でそのレベル感に達していなくても良いですが、無意識でやっているPDCAサイクルを言語化し、自分の成果と行動パターンを知ろうとしてください。(30歳くらいの人はある程度できていて欲しいですね)

逆質問では何を聞いたらいい?

逆質問とは、面接官から「何か質問ありますか?」と企業側から質問を求められるものですが、これに関して気を付けて頂きたいのは以下の点です。

  • 給料や福利厚生の質問ばかりしない
  • 面接官の職制を考えて質問をする

本来給料や福利厚生の質問というのは確認すべき内容なのですが、面接の中ですると、お金にしか興味がないのかと悪目立ちしてしまいます。

もしも、給料の話をしたいのであれば、将来活躍したらどれくらい稼げるのかという確認に留めましょう。転職エージェントを利用している人は、お金の話はエージェントに確認させるのが一番無難です。

逆質問で最も聞いてほしいことは、面接官の職制に合わせ、自分が仕事をするうえで確認しておきたいことです。

一例として以下の通りです。

  • 現場責任者:活躍している人材のイメージ、部署・チームの人員構成、1日のスケジュールの事例等
  • 人事:評価制度、会社の雰囲気等
  • 経営者・役員:会社の展望、自身の年齢層の人材に期待すること

大事なことは、質問のための質問ではなく、自身が何を知れたらこの会社で働けるか、活躍できるのかをイメージすることです。

面接と聞くと、何が何でも採用されるようにしようと思われるかもしれませんが、企業が社員を選別するのと同じで、自分もこの会社で働きたいと本当に思えるかどうかを確認するくらいの気持ちで良いです。

清潔感があり明るい人が採用される

結局会社が採用したい人物というのは清潔感があって、明るい人です。逆に言えば小汚い、暗い人と一緒に働きたいとは思われないです。

そのため、普段から身だしなみを整え、明るくふるまうという癖付けはしましょう。

加えて、熱すぎる、圧の強いコミュニケーションをする人も敬遠されるので、スマートな振る舞いができればさらに良いです。(筆者はこれが理由で面接に落ちまくりました。)

印象を良くしようということは誰でも分かる理屈ですが、印象が面接の結果を大きく左右することがあります。

実際、筆者は最終面接で即戦力性の高い人と、即戦力性が劣る印象のいい人を天秤にかけ、印象のいい人を採用するという意思決定をした企業を沢山見ています。それだけ印象は大事なのです。

転職エージェントを利用すると採用確率が上がる

採用確率を上げるための説明をしましたが、上記のことを全部やったらから採用されるというわけではありません。

転職は自分の絶対評価だけではなく、他の転職希望者との相対評価もあります。

結局、自分が良い評価をもらっても他の人の評価がより高ければそちらが採用されます。

加えて、こちらでご紹介した面接のコツを全て覚えるのも大変ですし、意識し過ぎた結果面接でうまくできなかったということも考えられます。

では、一番効果的な転職面接対策はというと、良い転職エージェントに転職支援をしてもらうことです。

転職エージェントは、紹介企業の面接の癖、どんな人が受かりやすいのか、また転職面談の内容から何に気を付ければ内定が取りやすいかなどの情報を持っており、それぞれの転職希望者に合わせてアドバイスをしてくれます。

また、採用企業にしっかり売り込みをかけるなど採用に近づけるためのやりとりもしてくれますし、受かりやすい求人を紹介してくれます。

担当するキャリアアドバイザーやその裏にいる企業担当者の腕に頼ることにはなりますが、それでも一人で転職活動をするよりははるかに転職成功確率が上がるため、転職エージェントを利用して転職活動をすることをおすすめします。

筆者がおすすめする転職エージェントについては以下の記事を参考にしてください。

まとめ

以上、まとめます

  • 転職面接で聞かれる、見られるポイントは多い
  • 面接での評価内容は、人物面、長期定着性、即戦力性の3点
  • 面接では簡潔に話すことを心掛ける(突っ込まれてもOK)
  • 即戦力性の評価が一番だが、最後は人物面が採用の勝敗を分ける
  • 転職エージェントを利用すると採用成功確率が上がる

転職面接をクリアするのは大変ですが、評価されるポイントはシンプルです。採用企業のことを知り、自分のことを知るのが一番大事です。

そして、転職エージェントを利用することで、客観的な評価を受け、採用されやすい企業の求人を紹介してもらえ、採用されやすくするための対応策を練ってもらえるとお考え下さい。

本編を参考に転職成功ができたら嬉しく思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

関西学院大学卒業、1社目では大手証券会社に勤務  ・8か月でメンタルをやられ休職。 ・証券会社時代はお荷物社員として最低評価を受ける。「こんなひどい評価の奴初めて見た」とまで言われた。 以降、人材ベンチャー、大手転職エージェントに勤務し、2度の戦力外通告を受ける。 現職では、中小の転職エージェントでキャリアアドバイザー兼法人営業で2年連続で社内2位の売り上げを達成。前職退職時の年収450万円→2019年の年収は約1000万円 税金の支払いに苦労してます笑 【人物像】 ・ただの酒好き ・論理・理屈で物を考える 【記事の基本方針】 私のような最強のダメ人間でも、思考力、実力、環境を整備すれば それ相応の成果を出せるということを表現できればいいと思っています。 よろしくお願いします。