仕事を1年で辞めるのはアリ?辞める前に考えてほしい4つのこと

今の仕事を辞めたいと考えている入社1年目の方はいませんか?筆者も入社1年目で会社を辞めたいと思っていましたし、ストレスがMAXになり休職をした経験があります。

今は仕事を1年目で辞めたとしても、転職市場が活発化しており、新しい職場で働くことは可能な状況です。そのため、今の仕事が自分に合わないと思ってもなんとかなるケースはあります。

ただ、本当に嫌なら今すぐ辞めるというのがプラスに働くのでしょうか?

本編では現職の転職エージェントである筆者が、仕事を1年で辞めることのメリット・デメリットを明示し、入社1年目で会社を辞めたいと思った時にどうすればいいのかを解説いたします。

今の会社は嫌だと思っている入社1年目の20代の方に読んでいただけたら幸いです。

入社3年で転職を考えている人はこちらを参考にしてください。

入社1年目で辞めることのメリット・デメリット

では、入社1年目で退職するメリット・デメリットについて解説をします。

入社1年目で退職するメリット

まずは、入社1年目で仕事を辞めるメリットについて解説します。具体的には以下の通りです。

  • 若ければ若いほど転職市場では採用意欲が高い
  • 目の前のストレスから解放される
  • 新しい気持ちで仕事にチャレンジできる

転職市場では、若いだけで評価が上がります。少なくとも経験値の高いはずの30代、40代よりはるかに転職をしやすいので、転職を決意するなら早い方が良いです。

また、転職をすることで、目の前のストレスから解放され、新しい気持ちで仕事ができるので心機一転仕事をすることができます。

世の中では3年働かないと転職できないという「3年神話」がありますが、少なくともその3年神話はかなり崩れていると言っていいです。

今の仕事を継続することが不可能だと判断したら早々に転職を決意することは悪いことではないのです。

入社1年目で退職するデメリット

次に入社1年目で退職するデメリットについて解説します。具体的には以下の通りです。

  • 転職回数が増えれば増えるほど、職務経歴にマイナス評価が増える
  • 新しい仕事を始めれば、これまで経験したことが無駄になる
  • 年収が上がりにくくなる

転職回数は増えれば増えるほど履歴書・職務経歴書のマイナス評価が増えていくと考えてください。つまり、転職というのは自分の信用ポイントを捨てて、新しいキャリアを得に行く行為だと思ってください。

日本の採用企業が転職に対してウェルカムになってきていることは筆者が転職エージェントとして働き始めた2014年と比較して顕著になってきているように感じています。

一方、日本人の考え方として1つの組織に長期間働くことが美徳だと考えている国民性があります。

そのため、欧米のように転職を重ねてキャリアを構築していくという考え方に移行するまでは時間がかかるため、ある程度転職に対し慎重になったほうが良いです。

また、新しい仕事を始めることで、これまで経験したことや知識が無駄になってしまうことになります。

筆者は、新卒で証券会社に入社し、証券関連の資格を取得したり、証券関連の知識を勉強しましたが、結構無駄になったりしたと感じています。

別の仕事をすることで、自分の過去をある程度否定しないといけないことは覚悟しないといけません。

また、転職回数を増やすことで、生涯就労で得られる年収が下がるというデータもあります。転職をしたら年収アップするという宣伝文句がありますが、実は転職しすぎると最終的に年収が下がるということは覚えて頂きたいです。

仕事を1年で辞める前に考えてほしい4つのこと

上述でお伝えしたように、入社して1年で転職することに対してはメリットもデメリットもあります。ですので、入社1年目で転職することは悪いことではないですし、転職して人生を劇的に良い方に変えられる可能性もあります。

とはいえ、人生をさらに悪くさせることもできます。では仕事を1年目で辞めようとして、転職しようとしている人に何を考えて欲しいのかをご紹介します。

年収アップの転職は原則あり得ない

20代前半~中盤で年収アップを目的とした転職をする方がいますが、原則不可能です。20代前半~中盤の方の9割くらいは、高い年収をもらう価値はほぼないと思ってください。

日本の大半の会社では、20代は育成期間と位置付けられていますので、年収は抑えめになっています。いくら自己評価が高かろうと、会社で上位の成績を出していようと年収は上がりにくくなっています。

会社がヤバいところで、年収が200万円台しか出されない、サービス残業を強要する会社というのなら分からないでもないですが、年収400万円以上をもらっている人は年収アップをすることが事実上不可能だという認識しましょう。

結婚を理由に、年収アップをしたいと思っている方がいるかもしれませんが、それはあなたの都合であり、企業には関係ないことです。

結婚云々の前に、自分は自分が欲しい年収をもらえる価値があるのかしっかり認識をしましょう。

年収アップに関しては以下の記事を参考にしてください。

キャリアアップ転職なんてしたら笑われる

キャリアアップという言葉をかっこいいと思って転職理由にしている20代前半の人がたまにいますが、笑われるので止めましょう。

キャリアアップの定義について考えていない人がそもそも多いですし、(キャリアアップ=年収アップだと思っている勘違いさんが多いです。)そもそもベースとなるキャリアがないと突っ込みたくなるのが普通の大人だと思います。

キャリアアップってかっこいい言葉だと思ってるかもしれませんが、一歩間違えたらバカだと勘違いされる言葉です。間違っても新卒1年目の人は使わないようにしましょう。

仕事が合わないと思って転職するのはアリ!ただし、何を生業にして生きていくかは決めておこう

仕事が合わないと思って辞めるのはアリです。仕事の合う、合わないは3年も働かなくても判断することができます。

ただし、自分は何を生業に生きていくのかは徹底的に考えましょう。というのは、別業界の転職を2度繰り返すことで特定の業界の経験値が低いと判断され、かなり市場価値が下がります。

結局企業の中途採用は、第二新卒という別枠採用がありますが、即戦力採用という大原則があります。別業界・別職種への転職を繰り返すことで、経験値が薄まってしまい企業の採用意欲を下げてしまう要因になります。

なんだかんだで、日本では転職回数が少ない方が評価される傾向にあるため、安易な転職はしない方が吉です。

もしも、転職したいと考える場合は、今の仕事が合わない理由を明確にして、その会わない仕事を避けることを大前提に自分の得意なことは何か、何に興味があるのかをしっかり分析したうえで新しい仕事探しを行いましょう。

精神的にヤバいのなら逃げの転職はアリ

世の中にはブラック企業がたくさんあります。不幸なことに、ブラック企業で働いて肉体的、精神的にボロボロになってしまう人もいます。

ブラック企業で働いて心身ともにボロボロな人は、無理やりその会社で働こうとしなくて大丈夫です。さっさと転職しましょう。

以前は、入社1年目で退職する人に対して我慢が足りない、ストレス耐性が低いなどと評価する会社が多かったです。

しかし、最近は、パワハラ、モラハラなどの言葉がより一般的になり、そういうことを容認する会社が悪いという風潮になっています。

何より、良い仕事は健全な精神状態の中で行うからできます。厳しい経験をして自分の成長を促すことは良いことですが、心身を壊してやることではありません。

健全な環境探しの転職はOKです。 ただし、人間関係を理由とした転職の場合、自分に改善できることはなかったのかを思い返してもらえたらと思います。

職場のハラスメントに悩んでいる人は以下の記事を参考にしてください。

まとめ

以上、まとめます。

  • 入社1年目で転職するメリット・デメリットはしっかり認識する
  • 年収アップの転職は原則考えてはダメ
  • キャリアアップ転職は笑われるがキャリアチェンジの転職はアリ!自分が何を生業にして生きていくのかをしっかり決めて転職しよう
  • 精神的・肉体的に限界を感じているのなら転職しよう

1年目で転職することは悪いことではありません。1年目でも転職はアリですし、新卒入社1年目で転職を成功させている人は沢山います。

ただ、当然デメリットはあります。大事なことはデメリットをしっかり認識して、自分のメリットになる行動ができるかどうかです。

ビジネスは合理的で論理の世界です。採用企業の立場に立ち、より合理的な転職をしましょう。

20代の転職術は以下の記事でも書いていますので参考にしてください。

新しい仕事が見つからない!?転職エージェントが教える20代転職術


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ABOUTこの記事をかいた人

関西学院大学卒業、1社目では大手証券会社に勤務  ・8か月でメンタルをやられ休職。 ・証券会社時代はお荷物社員として最低評価を受ける。「こんなひどい評価の奴初めて見た」とまで言われた。 以降、人材ベンチャー、大手転職エージェントに勤務し、2度の戦力外通告を受ける。 現職では、中小の転職エージェントでキャリアアドバイザー兼法人営業で2年連続で社内2位の売り上げを達成。前職退職時の年収450万円→2019年の年収は約1000万円 税金の支払いに苦労してます笑 【人物像】 ・ただの酒好き ・論理・理屈で物を考える 【記事の基本方針】 私のような最強のダメ人間でも、思考力、実力、環境を整備すれば それ相応の成果を出せるということを表現できればいいと思っています。 よろしくお願いします。