入社3年目という時期は、会社から成果を本格的に求められる年次です。そのため、仕事のプレッシャーが1~2年目と比較して比較にならないレベルになりますし、後輩たちにも情けない姿を見せられないでしょう。
しかし、それ故に会社から求められる成果を達成できなくて辛い、辞めたいという状況になりうるのではないでしょうか。
では、入社3年目の方々へ仕事が辛い、辞めたい時にはどうやって対処すればいいのか現役転職エージェント勤務で多くの転職希望者に会ってきた筆者が解説をします。
入社3年目で仕事で苦しんでいる方に是非本編をお読みいただきたいです。
目次
仕事ができないのはスランプではない!自分には伸びしろが大きいのだと認識しよう

最初に認識してもらいたいのは、入社3年目で仕事がうまくいかないのはスランプではありません。それ相応の実力がないだけです。
だからと言って、落ち込む必要はありません。入社3年目で仕事ができている人はそれはそれで素晴らしいことですが、入社3年目で会社が満足する成果を出せている人はいわば優等生です。
しかし、優等生でないなら社会人として生きていけないわけではありません。実際、筆者が20代の時は本当にダメ社員で、最低クラスの評価をつけられたことすらあります。
しかし、会社は変わりましたが社内で成約数1位2位の売り上げを出し、僭越ながら社内での筆者の評価は高いですし、年収1000万円を稼ぐことにも成功することができました。
3年目で会社から求められる仕事ができていないのであれば、できるようにするための技能を身につければ良いのです。自分に無駄なプレッシャーをかけて苦しむことをまずは止めましょう。
仕事を辞めたいと思うけどちょっと待って!入社3年目のスランプ対処法4選

では、入社3年目のスランプ(上述の通り厳密にはスランプではありませんが)から脱出するためにどうすればいいのかを転職エージェントで働くいわば転職のプロである筆者がご紹介します。
今仕事を辞めようと思っている方はちょっと待ってください!以下を読んで自分の仕事を改善しましょう。
プラス思考を身に着けつつマイナス思考を利用する
プラス思考の人とマイナス思考の人それぞれいると思いますが、ビジネスパーソンとして重要なことはプラス思考の人です。
なぜなら、ビジネスはスピード感が重要ですし、ビジネスで勝てる人というのは常にいいイメージを持って成功に向けて行動をします。
マイナス思考の場合は、ビジネスで重要なスピード感と行動ができなくなります。そのため、ビジネスで必要な思考パターンはプラス思考です。
今、仕事でうまくいっていない人はマイナス思考に陥っていませんか?今すぐプラス思考になるために成功イメージを持つようにしましょう。
一方、そんなのできないと思う人はどうすればいいのかというと、マイナス思考を利用しましょう。
マイナス思考の人というのは、「~だから失敗するかも」と思う思考パターンが身についているということですが、裏を返せば失敗するリスクを洗い出せているということになります。
だったら、マイナスを打ち消すためには何をすればいいのかを考えれば、そのマイナスの要因を打ち消すことができ、ひいては成功につながります。
逆に言えば、そのマイナスを打ち消すことを続けていけば、最終的に成功イメージが持て、プラスイメージを持つことができるのです。
マイナス思考を利用してプラス思考を身につけましょう!
ゼロベース思考を身に着けよう
ゼロベース思考とは、これまでのやり方や常識、過去の成功体験に捕らわれず、課題や本質から解を導き出すやり方です。
筆者が働く転職エージェントという業界でも、とにかく数を打て、新規開拓営業をしろというマネジメントを良くされます。その理由としては、下手な鉄砲数打ち当たる、質から数には転嫁できないということが挙げられます。
しかし、本質的に評価されるのはどれだけ採用企業の手間を減らせたうえに良い人材の採用支援をできた時です。
そのため、本質的に重要なことは、転職希望者の経歴からどれだけ採用企業にマッチしていて、かつ人物面が良い人の入社を支援するのかということを大事にします。
そして、それが難しいなら、何がその採用の核になるのかを考えたうえで妥協案を示しながら支援を行います。
つまりは、相手のニーズは何なのか、どんな人が活躍できるのかなどを企業のニーズに基づき、真に考えたうえで何が最適解なのかを自分の頭で考え、策を考えるということがゼロベース思考だということです。
最初はうまくいかないかもしれないですが、自分の頭で考え、失敗を繰り返しながらも都度見直し、考え直すということを行うことで確実に勝ちパターンの考え方を身に着けることができます。
計画的に仕事を進める習慣を作る
仕事で重要なことは、成功イメージを持ち、成功するやり方を考え、それを計画通り実践することです。
筆者もかつてそうだったのですが、仕事のできない人はとにかく出たところ勝負で仕事を進める癖があります。しかし、ビジネスは計算した通りのことを計算通り進めることがとにかく重要です。
もっと言えば、計算通り動いても計算通り動くことはないのですが、計算している以上の成果は原則でないのです。
仮に、マグレがおきたとしてもマグレは何度も続きません。ビジネスで評価される人は、成功イメージを持ちながらゼロベース思考で成功の概要を掴み、その成功を計画的に作り上げる人です。
最初は上手に計画を練ることができません。しかし、計画的に仕事を進める習慣をつけると、仕事の能力が劇的に変わってきます。
だまされたと思ってやってみてください。
PDCAサイクルを身に着ける
PDCAサイクルというのはPlan(計画)→do(実行)→check(検証)→Act(改善)のことを表します。
つまり、計画してやったことは見直して、次仕事をする時には改善した行動を行い、それを延々続けていこうというビジネススキルです。
PDCAサイクルはもはや古いという話もありますが、仕事において計画を立てて、実行して改善ポイントを上げ、改善をしていくというのは自身のビジネススキルを上げるうえで欠かせない考え方です。
計画を立てるだけではなく、常に自分が立てた計画、仕事を見直し、どんどんブラッシュアップをさせていきましょう。
まとめ
以上、まとめます。
- 3年目のスランプなんてものはない!まだまだ伸びしろがあるだけ!
- 仕事をするには、何よりも大事なのはプラス思考!自分がマイナス思考に陥っているなら失敗要員を潰す行動をして、成功を積み重ねてからプラス思考に遷移させよう!
- これまでの仕事のやり方や成功体験に捕らわれないでゼロベース思考をする技能を身に着けると成功に近づける
- 仕事をする時は出たとこ勝負ではなく、仕事の計画を立てたうえで実行に移そう
- PDCAサイクルの考え方を活用し、自分の仕事をブラッシュアップさせるということを大事にする
入社3年目というのは、社会人になって最初に訪れる勝負の年です。3年目でうまくいかなくて転職をする人もたくさんいます。
転職をすることを悪いとは思わないです(筆者はそれでご飯を食べています)し、逃げることも自分を守ることはキャリアを長期的に継続するためには必要なことです。
ただ、どうせ転職するなら自分のビジネスパーソンとしての価値を最大限に高めて転職したいと思うのが普通ではないでしょうか。
今回ご紹介した方法は、どんなビジネス書にも書いてあることですが、その中で筆者が今の自分のキャリアを作り上げるうえで大事にし、実際に成功に導いた考え方です。
ぜひ、本編を参考にしていただき、ビジネスパーソンとして飛躍していただけたら幸いです。
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