晴れて社会人になって、毎日通勤しているものの、仕事が回ってこなくて暇をもてあましているという人もいるのではないでしょうか。
筆者も、はじめ在籍した証券会社で、派遣社員がやっていた仕事をやる機会がありました。その時は特にやることがなくて毎日会社で暇つぶしをしていた記憶があります。
では、そんなとき、どのようにして暇を潰せばいいのかを、現役転職エージェント勤務の筆者が解説します。
目次
なぜ会社で暇を持て余すのか?

では、なぜ会社に行っても暇な時間ができてしまうのかを検証したいと思います。
上司も先輩社員も忙しい
若手社員、特に1年目の社員は何もできないと言っても過言ではないため、上司や先輩社員の指導が不可欠です。
しかし、その上司や先輩社員が多忙な場合はどうしても教育の時間が割けないため、何もできない新入社員は暇を持て余すことになります。
過去、筆者が入社支援をした人材でも、社員が全員忙しくなり、放置された結果、早期退職に至った事例があります。
会社側はせっかく入社した新入社員を放置したいとは思ってはいませんが、どうしてもそうせざるを得ない状況が生まれ、放置された社員は暇を持て余すことになります。
仕事の能力が欠けていると判断されている
当たり前の話ですが、上司は仕事ができる人にやってもらいたいと思うものです。
上司は手が空いている人より、忙しくても仕事を完遂できる人に仕事を回す傾向があります。
結果、仕事ができない人には、仕事が回ってこなくなり、暇になってしまうというケースは珍しいことではありません。
会社の業績が悪くて、仕事がそもそもない
仕事したくても、会社の業績が悪く、仕事そのものがない場合は、必然的に暇になります。
特に2020年は新型コロナウイルスの影響で仕事が暇になった人も多かったでしょう。
かくいう筆者も2020年は4~6月は本当に仕事がなくて困っていました。どのように1日過ごすか試行錯誤していた記憶があります。
仕事の暇つぶしでゲームと副業は絶対にやってはいけない

では、仕事の暇つぶしに最適な時間の過ごし方ですが、まずは絶対やってはいけないことからお伝えします。
それは会社のパソコンやスマホでのゲームと副業です。
なぜ、ゲームと副業がダメなのかというと、以下の理由が挙げられます。
- 現職の業務との因果関係がなさすぎるから
- 副業は、就業規則に引っかかる可能性がある
一般的に就業時間中は、業務を行わなければなりません。暇になればやることないじゃないかと思うかもしれませんが、ゲームや副業と仕事と関係を結びつけることが難しいです。(ゲーム会社勤務の場合はこの限りではありません。)
就業時間中にゲームをやっていることがバレたら、仕事に対するやる気を疑われ、評価が下げられたり、下手をしたらクビになったりすることも想定されます。
副業に至っては、副業禁止の就業規定にも引っかかる可能性があります。
以上の点から、仕事中の暇つぶしにゲームと副業は適していないということをまずは認識しましょう。
仕事の暇つぶしに最適な方法①:たまった事務業務を片付ける

業務関係の事務作業はたまりやすくなりますし、目の前の業務があれば後回しにしてしまう人も多いでしょう。
暇な時間ができた時は、まず手を付けていない優先度の低い事務業務の処理をしましょう。
特に交通費精算や業務日報の作成など忙しい時はついついおろそかにしてしまう事務作業があるはずなので、暇ができたらまずそういったものを片付ける時間に充てましょう。
仕事の暇つぶしに最適な方法②:上司や先輩社員の手伝いをする

自分が暇な場合でも 上司や先輩社員は多忙を極めている可能性があります。
その場合は、上司や先輩に声をかけ、何か手伝いができることはないかを確認しましょう。
上司や先輩社員の業務の手伝いをするメリットとしては以下が挙げられます。
- 先輩や上司の仕事を間近で見られる
- 上司や先輩からの評価が上がる・信頼を勝ち取れる
- 感謝される
筆者が事務の部署に在籍していた時、あまりにも暇だったので手伝えることはないか先輩社員に確認するようにした結果、先輩社員にとてもかわいがってもらえるようになり、色々仕事を教わることができました。
社内営業も若手社員の大事な仕事です。自身の事務処理などが終わったら、上司や先輩社員の仕事を手伝うよう心がけましょう。
仕事の暇つぶしに最適な方法③:業務に関する勉強の時間に充てる

業務時間は仕事に集中するのが労働契約上当然の話ですが、 やる業務がなければ無駄な時間を過ごしてしまうことになります。
その場合は業務に関する勉強の時間に充てましょう。
裏を返せば、忙しい日々を過ごしている場合はなかなか勉強に時間を使えませんが、暇な時間ができたなら勉強の時間に充てる絶好のチャンスです。
上司に何か言われそうであれば、現状を説明し、やることがないから勉強したいという旨相談しておけば問題ないでしょう。
仕事の暇つぶしに最適な方法④:ネットサーフィン

ネットサーフィンは仕事の暇つぶしとしてはギリギリセーフの行為です。
上記3つをしてもなおやることがないならほどほどにやることを条件にネットサーフィンをしても良いです。
ネットサーフィンはダメじゃないのかとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、ネットサーフィンに関しては、仕事との因果関係が必ずないとも言えません。
例えば、会社のPCで飲み屋を探す場合、一見業務に関係ないことかもしれませんが、会社の飲み会の幹事を任せられている場合、業務の一環としてとらえることができます。
合コンなどの理由で目的地の乗り継ぎを調べる、レジャーのために天気を調べるとなった場合も、営業のためと言ってしまえば納得してもらえる可能性が高いです。
このように、ネットサーフィンは遊んでいるように見えますが、検索をすることそのものは必ずしも業務と関係ないと言い切れないことが多いです。
推奨度は低いですが、どうしてもやることがない場合の暇つぶしとしてネットサーフィンを行いましょう。(仕事の勉強の一環として行うほうが良いです。)
仕事が暇なら転職を視野に入れよう

仕事が暇なら、短期的には暇つぶしをすることは悪いことではありません。
しかし、長い目で見て、貴重な若手の時代を毎日会社で暇つぶしをするのはもったいないです。
もし、上司や先輩社員が仕事を教えてくれない、会社自体が暇なのでやることないとなった場合、自身の成長を促すため、評価が低いなら自身の評価を上げられる場所を探すための転職を視野に入れましょう。
転職エージェントに相談すれば、教育体制がしっかりしている、今伸びている会社や業界を教えてくれるのはもちろんのこと、自身の適性などを加味して良い求人を紹介してくれます。
暇をもてあそんでるくらいなら転職して自身の人生を変えるための行動をしたほうが自身のためになります。
おすすめの転職エージェントについては以下の記事を参考にしてください。
まとめ
以上、まとめます
- 仕事が暇な理由は、教育体制、自身の評価、会社の状況の3つに分類される
- 仕事の暇つぶしにゲームと副業はご法度
- 仕事が暇になったら、事務処理、上司や先輩の手伝い、自身の勉強に充てる
- どうしても暇を持て余すならネットサーフィンもOK
- ずっと暇を持て余すなら転職して時間の無駄を無くそう
日本の法律上、一度入社した社員を簡単にやめさせることができないため、暇な社員は大手企業を中心に一定数見られます。
短期的に暇つぶしをすることも悪いことだとは思いません。
しかし、長期的に暇つぶしをしなければならない状況は自身にとっての機会損失だと考えた方が良いです。
もし、自身が暇を持て余しているのなら、新たな仕事の場を見つけ、活躍できる人になれるよう転職をすることを筆者はおすすめします。
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