人生変えたい仕事を変えたい!職種転換を伴う転職がダメな3つの理由

転職を考えている方の中には、今の職種を変えて転職したいと考えている人もいると思います。私もかつては営業が嫌で人事に転職したいと考え、転職活動をしていたことがあります。

しかし、筆者は経験則上、原則転職をして職種転換をすることはあまりお勧めしません。では、なぜ転職で職種転換をおすすめしないのか、それでも職種転換をしたい場合にどうすればいいのかを現役転職エージェント勤務の筆者が解説をします。

職種転換を伴う転職をお考えの方には是非ご一読いただきたいです。

同職種、同業界の転職に関しては以下を参考にしてください。

職種転換を伴う転職がダメな3つの理由

まずは、筆者が職種転換をする転職をおすすめしない理由は以下の通りです。

採用ハードルが高い

未経験人事、未経験マーケティング、未経験営業事務のようないわゆる職種転換可能な未経験求人というのは競争率が高くなる傾向にあります。

実際、筆者は前職で在籍した転職エージェントでは未経験人事と未経験営業事務の求人を獲得し、キャリアアドバイザーたちに周知するとおもしろいくらい多くの応募を得られた経験があります。

今1週間で応募をもらう数はどんなに多くても10件程度ですが、そういった未経験求人を預かった際は1求人で10~15件くらいの応募がありました。

そうなると高学歴、転職回数が少なくて、より経験値がある近い人が採用されることになります。私も未経験人事で面接を受けていた際、数社から高評価をもらったものの、最終的にはお見送りになりました。

それだけ未経験応募可能な求人というのは採用ハードルが高いため、転職を成功させるまでに時間がかかりますし、転職が成功できない可能性も相応に高いのです。

年収が上がりにくい

基本的に転職をして年収が上がりやすいと言う人は、同業界、同職種の経験が豊富な人です。しかし、未経験職種というのは、ポテンシャル採用になるため、年収が下がってしまうケースが多く見られます。

実際、筆者は証券会社の営業経験1年半、企画5年という経歴から、転職エージェントという全く未経験の領域に転職をしたため、100万円以上年収を下げることになりました。

加えて、この下げた年収を回復させるのに丸5年の月日を要しました。

未経験転職というのはそれだけ活躍できるまでのリスクや期間を要す可能性があり、年収を上げるのが大変なのです。

新しいことを沢山学ぶ必要がある上、これまでの知識やキャリアを捨てないといけない

未経験職種に転職すると、とにかく新たなことを沢山学ばないといけません。

例えば、人事職だと労働法規、マーケティングだとベースとなるマーケティング理論など新たな知識を収集しないといけません。

加えて、転職をすることで新しい仕事の仕方も覚えなければなりません。

しかも、今まで頑張って習得してきた知識や仕事の仕方も場合によっては捨てないといけません。筆者も保険の販売資格や証券外務員という証券関係の販売資格を持っていますが、もはや使う機会を失いました。

努力しないといけないことが増え、努力してきたことを犠牲にしないといけないことも未経験職種での転職をおすすめしない理由です。

仕事を変えたいから派遣労働を受け入れることは危険

やりたい仕事を実現するために、正社員から敢えて派遣社員という働き方をする人がいますが、筆者はそれを進めません。

自分がやりたいことがあるなら、派遣でも敢えてチャレンジしたほうがいいんじゃないの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、一度派遣社員になると、正社員として働けなくなる可能性が高いという現実があります。

では、なぜ派遣社員から正社員になることが難しいのかというと、以下の背景があります。

  • 正社員と比較して派遣社員の業務範囲が狭いため、派遣の経験値が正社員で生かせないと判断される場合がある
  • 派遣社員には業務責任が低く、正社員から派遣社員の経歴が長くなることでいつしかその緩い環境に慣れてしまう
  • 35歳以上の派遣社員は年齢面からも正社員転換が難しい

筆者は過去20人以上の派遣社員経験者を面談してきていますが、正社員採用されたのはたった一人です。そして、他の人はことごとく書類選考で落ちています。

以上の観点から、職種転換をする上で、年収が上がらない、もしくは年収が下がるケースを受け入れるべきですが、派遣社員に転換することはあまりおすすめはしません。

それでも職場環境を変えたい人に!職種転換をして仕事を変えたい人に心掛けてほしいポイント

とはいえ筆者は29歳の時に業界・職種を変えて10年弱転職エージェントとしてキャリアを形成し、年収アップも遅まきながら実現をしました。

では、転職で職種転換をして仕事環境を変えたいと考えている方に押さえていただきたいポイントを解説します。

年収にこだわり過ぎてはいけない

上述でもお伝えしたように、職種転換をするということはポテンシャルが十分感じられるものの、その仕事に対してはズブの素人であることです。

それでも高い年収を維持してくれるのは、原則同じ会社で異動が発生した場合のみです。

職種転換をする転職というのは、これまでのキャリアや年収をある程度犠牲にするものだと思っておいてください。

ただ誤解して欲しくないのは、年収を下げるのは一時的な対応です。実績を出せるようになれば必然的に年収を上げられるようになりますし、専門性の高い仕事であればあるほど後々年収アップが可能になります。

今の年収を犠牲にして将来的に年収アップに繋げるプロセスだと解釈したほうが良いでしょう。

若いうちに転職をしてしまう

1社で長期的なキャリアを構築していくということが良いことだと言われます。無駄な転職をすることは私もおすすめしませんが、ある特定のキャリアが長期化した後に職種転換すると、無駄になる経験値が増えてしまいます。

そうならないようにするためには、若いうち、25歳~27歳くらいまでには職種転換が発生する転職をしておくことがおすすめです。

筆者は29歳という少し遅めの年齢で職種転換の発生する転職をしました。結果として5年年収が上がらない苦しい生活をしてしまいました。ある意味筆者のキャリアチェンジは反面教師だと言って良いでしょう。

20代の転職については以下を参考にしてください。

仕事の悩みが尽きない!?20代で転職する3つのタイミング

漠然と職種転換が発生する転職をしない

筆者は過去、漠然とした憧れをもって人事職への転職を試みました。しかし、これは大いなる間違いだと身をもって感じました。

職種転換が発生する転職をするためには、以下のいずれかを行いましょう。

  • 関連資格の取得
  • 目指す職種に関連する仕事を経験する

はっきり言って上記の2つのいずれか、もしくは両方を実現したから未経験職種への転職ができるというわけではありませんが、成功確率が上がります。

その背景として、企業は未経験採用を行う場合でも、少しでも早く戦力化できる人を採用するケースが多いです。

事実、前職で在籍した転職エージェントは離職率が高く、多くの人が3年以内に転職していますが、その多くは同業他社か人事に転職をしています、

転職エージェント→人事という転職は転職業界では既定路線だと言われていますが、それは転職エージェントとして経験したことが人事に活かせるからなのです。

未経験職種であっても、採用されやすい経験や能力を自身のキャリアや資格でアピールするのが重要なのです。

まとめ

以上、まとめます

  • 未経験職種の転職は原則おすすめしない
  • 派遣社員になって職種転換をするのはかなりマイナス
  • 未経験職種への転職をするなら、年収を妥協し、若いうちに転職する
  • 自身の目指す関連資格の取得、関連する仕事を経験しておくとプラス

未経験職種への転職というのは、皆さんが想像している以上にハードです。仕事を変えたいと思って職種転換をすることはダメだとは言いません。でも、成功確率が低いので積極的におすすめをしません。

しかし、それでも職種転換を伴う転職を実現したいなら、それ相応の犠牲を払い、かつ計画的なキャリア形成をするほうがより成功に近づけます。

間違えても仕事を変えたいと考え、無計画に職種転換を伴う転職をするとただ無駄な時間を過ごしてしまいます。人事職に転職を目指した筆者がまさにそうでした。

そうならないようにするために、地に足の着いた転職を自らでクリエイトし、良いキャリア形成ができるようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

関西学院大学卒業、1社目では大手証券会社に勤務  ・8か月でメンタルをやられ休職。 ・証券会社時代はお荷物社員として最低評価を受ける。「こんなひどい評価の奴初めて見た」とまで言われた。 以降、人材ベンチャー、大手転職エージェントに勤務し、2度の戦力外通告を受ける。 現職では、中小の転職エージェントでキャリアアドバイザー兼法人営業で2年連続で社内2位の売り上げを達成。前職退職時の年収450万円→2019年の年収は約1000万円 税金の支払いに苦労してます笑 【人物像】 ・ただの酒好き ・論理・理屈で物を考える 【記事の基本方針】 私のような最強のダメ人間でも、思考力、実力、環境を整備すれば それ相応の成果を出せるということを表現できればいいと思っています。 よろしくお願いします。