毎日仕事がくだらない思いながら、会社に行ってはいませんか?中には転職しようと思っている方もいらっしゃるでしょう。
転職は悪いことではありませんがその前に認識して頂きたいことがあります。
本編は現役の転職エージェントである筆者が、仕事にくだらなくて辞めたいと思っている方に向け、仕事を面白くするための3つの考え方を説明したいと思います。
目次
なぜ仕事がくだらないと感じるのか

まずは、なぜ仕事がくだらないと感じるのか、その原因を突きとめていきましょう。
仕事が単調だから
どんな仕事でも例外なく単調作業はあります。転職エージェント勤務の筆者であれば、テレアポ、メール作成、スカウト、面談とやることは決まっているので、正直マンネリ状態の中で仕事をすることも珍しくありません。
他の仕事でも同じで、ずっと事務作業をしている、ずっと資料作成をしているなど仕事が単調でもっと新しいことにチャレンジしたい、この単純作業から逃れたいといった気持ちの方は多いです。
仕事が暇すぎるから
仕事がくだらないと感じている人は大抵仕事が暇すぎてやることがないと思っている人も一定数います。
実際、筆者は新卒で入社した証券会社で、証券事務の仕事をしましたが繁忙期でも13時~14時には仕事が終わっていました。
後はネットサーフィンと人の手伝いをして誰よりも早く帰っていましたが、死ぬほど暇でした。
暇すぎると本当にくだらないと感じますし、会社を辞めたくなるものです(この時は筆者も転職活動をしていました。)
給料が安いなど労働条件が悪い
安月給、労働時間が長いなどの労働条件が悪い状況の中働くと心が荒んできます。
筆者は丸4年間は年収400万円台、1日の労働時間12~3時間という生活をしていましたが、何でこんなに働いているのに給料が安いんだよという感覚でいました。
自分の周りではもっと楽して稼いでいる人がいるのに、自分は辛いし稼げてないからこの仕事はくだらないと思ってしまったこともありました。
給料や労働時間といった労働条件は、人の気持ちを荒ませる最大の要因になると言えます。
人間関係が良くないから
人間関係の悪い職場で働くと、なんでこんな人たちと一緒に働かないといけないのだ、くだらないし辞めたいと思ってしまいます。
筆者は人間関係の悪い職場で働いたことはありませんが、嫌いな上司からあれこれ面倒な指示を受けると、何であなたのためにこんな面倒なことしないといけないの?と思い、投げやりな仕事をしたことはあります。
人間関係が良好でない職場というのはやはりストレスになるのです。
仕事がくだらないと感じているのはもったいないこと

仕事がくだらないから辞めたいという気持ちは分かります。しかし、それは非常にもったいないことです。では、なぜ仕事がくだらないと思うことがもったいないのかについて説明します。
1日の大半は仕事をしている
基本的に残業をしなかったとしても、1日の労働時間は8時間なので24時間のうちの1/3は仕事に費やしていることになります。
一般的なビジネスパーソンが社会人になってから一番時間を費やしているものは間違いなく仕事でしょう。
そんな仕事がそもそもつまらない、くだらないのであれば自分の人生がくだらないと言っているようなものです。
そんな人生は普通に考えていて嫌でしょう。仕事がくだらないと言っている人は自分の人生の質を下げているのと同じなのです。
仕事はお金を生み出す
仕事ができるようになれば、多くのお金を稼ぐチャンスができます。
実際、筆者は仕事で成果を出すことで、年収400万円台から、1000万円の大台にまで近づきました。
程度の差はありますが、誰もがお金を稼げることが嬉しいと思うものです。そして、どんな仕事をしていてもその業界の上位の人はお金を稼げています。
仕事で一流になれれば、多くのお金を稼げるチャンスがあるのです。
自分にはできないと思うかもしれませんが、筆者は会社を2度もクビになったダメ人間です。
そんな人でも年収1000万円ほどは稼げたのですから、他の人にだってチャンスはあるはずです。
仕事がくだらない、辞めたいとか言ってるレベルでは100年たってもたくさんお金を稼げないですよ!
仕事は社会を、誰かを変える力をもっている
今みなさんがやっている仕事というのは、社会や人々の生活を変えています。
筆者であれば、転職希望者の転職を支援しているため、沢山とまではいえないものの何人かの人生を変えるような動きをしていますし、企業がそういった人を採用することで会社の運命が変わったというケースも珍しくありません。
筆者は仕事に対してやりがいも誇りも持っています。ですので、自分のやっている仕事がくだらないっていう人は、人の役に立っていない安っぽい仕事をしているのかな、と思ってしまいます。
でも、そんなことはありません!
仕事をする上で、朝起きるのがつらいとか、単調作業がくだらないとか思っているかもしれませんが、その作業の向こうにはその単調作業が人々の幸せや感謝を生み出しています。
少なくともユーザー、顧客からはあなたの仕事はとても素晴らしいものだと思われているので、くだらないなんて思わない方が良いです。
仕事に対してくだらないから面白いに変えるために

では、仕事をくだらないことから面白いことに変えるために、どうすればいいのかをお話します。
仕事ができるようになればいい
これは転職エージェントとして働いているうえで感じることですが、仕事がくだらないと思っている人の大半は、本質的に仕事ができている人ではないと考えています。
なぜなら、仕事ができる人間には、仕事が集まります。そんな中でも高い成果を出しているからさらにその人に仕事が集まります。仕事ができる人は仕事に対して誇りを持っていますのでくだらないなんて言いません。
一流の人には一流の仕事が集まります。三流の人には三流の仕事しか集まりませんが、三流の仕事を継続してクリアしていくことでいい仕事に巡り合えます。
くだらない仕事しかないなら、まずはそのくだらない仕事をしっかりこなし、それを積み重ねていって一流を目指しましょう。
自分の仕事で誰を幸せにできるのかを想像する
上述でもお伝えしたように、自分が何気なく行っているルーティン業務の先には、様々な人の笑顔があります。
あなたがつまらない、くだらないと思っているルーティンでも、そのルーティンをやってくれているから助かっている、笑顔になっている人がたくさんいるはずです。
どんなルーティン業務だったとしても、このルーティン業務を行うことで誰にどんな影響を与えるのか、誰を幸せにできているのかを想像してみてください。
くだらないから辞めたいと思っている仕事でも実はすごくいい仕事をしているかもしれませんよ。
今を頑張ることは自分の未来のための投資だと考えよう
今の仕事を頑張ることで、自分の将来に影響します。
筆者は転職エージェントという職業に就いたのが30歳の頃ですが、23歳で大学を卒業した時、そんな仕事をすることになるとは全く想像していませんでした。
しかし、振り返ってみると筆者が今転職エージェントとして活躍するために必要な経験は20代~30代前半でできていたように思えます。
例えば、業界は違いますがテレアポ、営業の技術は証券営業で、論理的な考え方、資料作成技術は筆者が長く在籍した企画職で培われたものです。
明らかに自分の方向性と違う仕事を無理やり頑張る必要はありませんが、今の仕事がくだらないと思って投げやりになっている人が将来いい仕事ができるとは思えません。
嫌いな仕事を無理にする必要はありません。でも、そうでないならくだらないと吐き捨てるよりも、まずは目の前の仕事に一生懸命に仕事に取り組む方が自分の未来に繋がります。
将来の自分のためだと思って、目の前の仕事に対して一生懸命取り組んでみましょう。
最終的に仕事がくだらないから辞めて転職はアリ

どうしても仕事がくだらないとしか思えないなら最終的には転職をしましょう。仕事がくだらない、つまらないと言い続けているのは時間の損失です。
ただ、いたずらな転職というのは自分の将来を台無しにしてしまう行為ですので、出来ることなら自分が進みたい道をしっかり見つけてから転職していただきたいです。
筆者はよく色々な業界を渡り歩いてきた人から自身が担当している求人にエントリーして頂くことがありますが、そういう人には原則会いません。
なぜなら企業が採用したい人材ではないから彼らに時間を取ることは時間の無駄だと考えています。
30代、40代になって必要とされる人は専門家です。
高い専門的知識と専門技術をもった優秀な人がビジネスで生きていけますので、転職をするのであれば専門家として生きていくために転職をするという意識と覚悟が必要なのです。
まとめ
- 仕事がくだらないと思う要因は複数ある
- 仕事がくだらないと思う人は色々な観点から損している
- 仕事が面白いと思うためにはとにかく仕事ができるようになればいい
- お金と想像力があれば仕事は更に面白く感じられる
- 仕事がくだらないから転職することは悪いことではないが、転職のリスクは認識すべき
仕事が嫌いな人は沢山いますが、仕事を好きになったほうが明らかに人生得をします。逆に1日に多くの時間を割いているものが嫌いなことってとても損なことです。
せっかく働くのならば仕事を楽しいものにしましょう。仕事を楽しくするためには、とにかく仕事で一流になることです。
あとは仕事を通して得られるお金や自分の仕事で幸せになる人たちの顔を想像できたら、それだけで幸せになれます。
本編を読んで、仕事がくだらない、辞めたいというネガティブな気持ちから仕事を真摯に取り組んでみようという声が少しでも増えたら、筆者は嬉しく思います。
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