社会人としてデビューしたのはいいけれど、仕事が難しい、仕事が覚えられなくて辛いと感じている入社1年目の方は多いのではないでしょうか。中には早くも会社を辞めたい・・・とか思ってはいませんか?
心を病むレベルであればそれも検討すべきですが、そうじゃないならぜひやって欲し事があります!
現職キャリアアドバイザーである筆者が、仕事ができない、難しいと、嘆いている方に仕事ができるようになるためどうすればばいいかを解説していきます。
特に社会人1年目の方に読んでもらえたら嬉しいです。
目次
なぜ仕事ができない?仕事で躓く5つの理由

そもそもなんで仕事に躓いてしまっているのか考えたことはありますか?仕事ができない、難しいと思ってしまう要因は大きく5つに分類されます。
技術・知識が追いつかない
先輩社員たちが活躍できている背景には、これまで培ってきた技術や知識があります。
しかし、入社して1年未満の方は、知識や経験が十分でないまま仕事の現場に飛び込むことになるので、必然的に仕事についていけない状況のまま日々を過ごしてしまうことになります。
筆者は新卒で証券会社に入社しましたが、しばらくは怖くて何もできませんでした。株のアドバイスを求められて分からず上司に投げる、注文をまともに取れなくてあわあわしなが先輩に助けてもらう、そんな日々だったことを今さらながら思いだします。
何かしなきゃいけないけど何にもできないこと、それが辛い要因の1つと言えます。
手順や内容が覚えられない
先輩や上司から業務の手順を教えられ、それをせっせとメモをとって仕事に取り掛かるものの、メモを取った内容が読めない、教えてもらったことを何度やっても間違えるということはよくある話です。
入社して1年目の方というのは、そういう自分の不甲斐なさにへこんでしまうことも珍しいことではありません。
仕事量が多い
入社1年目の方というのは業務処理のスピードが速くないのは極めて当たり前の話です。
しかし、仕事の現場では、多くの業務処理が求められ、時に自分のキャパシティ以上の業務を求められるケースもあります。
そういう時には仕事が終わらない、どうしようという不安でいっぱいになってしまいます。
仕事の期限が短い
仕事には期限があります。
仕事量はそうでもないし、技能的にはそこまで難しくないものの、その期限までに終わらせるというのが難しくて四苦八苦してしまうこともあります。
仕事の期限を守るということは、1年目の方のみならず、ある程度キャリアを積んできた方も、スケジュールがうまく調整ができなくて苦しむというパターンがあります。
期限というのはビジネスマンにとって最も苦しむことの1つなのです。
仕事ができないことを不安に感じる必要はない!

特に新卒1年目の方は全然仕事についていけなくて、この先大丈夫なのかなあと不安に思っているかもしれません。
でも、大丈夫です!なぜなら1年目から仕事ができるほど世の中甘くないからです。そして、採用する側も最初から仕事ができるなんてことなんて期待していません。むしろ期待していることは失敗です。
失敗は成功の母という言葉がありますが、失敗をすることで成功につながることを上司も先輩社員も知っています。だから失敗すればいいんです!
上司や先輩から仕事でミスしたら怒られるし、怒られるのが嫌だと思う人もいるかもしれませんが、怒られましょう!上司や先輩もあなたを怒ることは仕事であり愛情のようなものです。
ダメなことをダメと指導しておかないと2年目、3年目に同じ事をやってしまうとシャレにならないですからね!少なくとも上司や先輩が怒ることは愛情だと思って積極的に仕事に取り組み、失敗して怒られましょう。
日々怒られて凹むかもしれませんが、毎日ちゃんと会社に行って、仕事を頑張る、まずはただそれだけでOKなんです!
「仕事ができない」から「仕事ができる」になるために必要な5つのこと

それでもこのままじゃやっぱり不安だからもっと仕事ができるようになりたいと思うことでしょう。
そんな方のために、どうすれば仕事の能力が上がるのか、どうすれば仕事ができるようになるのかについてお話します。
仕事の全体像を捉える
仕事をするにあたって、キャリアの浅い方は何も考えずとにかく頑張ろうとしてしまう傾向にあります。
でも、ただ頑張る前にやって欲しいことは、仕事の大目的は何なのかを考えるということです。
例えば営業職の場合は、もちろん製品やサービスを売ることがミッションで、必死に色んな所に営業に行き、うちの製品・サービスをアピールするかもしれません。
しかし、営業の本質はコンサルティングで、顧客が困っていることと自社の製品・サービスを等価交換させることです。
ですので、販売を成立させるためには、顧客の悩み、課題をちゃんと聞きだし、その悩みや課題に合わせて自社製品・サービスを提案すれば売れます。
さらに言えば、営業職は自社製品・サービスを「話す」より、悩みや課題を「聞きだす」ことのほうが重要であるということにもなります。
このように、仕事の核をしっかり押さえていくと、仕事の精度が上がりますし、成果がでるのも比較的早くなります。仕事全体を俯瞰していきましょう。
タスク管理をする
仕事は小さな細かな作業の積み重ねであるというイメージって持っていますか?
その細かい仕事を1つ1つ洗い出し、優先度の高いもの、短期間で完了するものから順次終わらせていくという作業コントロールをしながら、漏れなく仕事を完了させることをタスク管理と言います。
タスク管理については本1冊作れる内容なので詳細は割愛しますが、まずは目の前にある仕事を1つ1つ細分化し、順番、優先度、作業量などを把握したうえで確実に処理していくという考え方を知ってもらえたらOKです。
人の力を借りる
新卒1年目でできることなんてたかが知れています。だったら、積極的に上司や先輩を頼って分からないことを聞き、助けてもらいましょう。
何なら、面倒なことをやるとき、上司に甘えてその仕事を少しでもいいのでやってもらうくらいの気持ちで大丈夫です。
教えたことは一度で覚えろ!という上司もいますが、そういう上司の大半は教わったことを1度で覚えられていません。怒られたら、平謝りしておけばいいです。
上司に怒られたくらいで死にはしないですし、そんなことで激怒し、精神を痛めつけるような指導する上司は、仕事のできない人ですから、ダメな人が上についたと諦め、周囲に助けてもらうようにしましょう。
筆者の経験上、マネージャーは仕事を完遂させるとともに、部下にやる気を促すのも仕事です。部下にやる気を出させない指導しかできないのはダメなマネージャーだということもついでに知っておくといいです。(努力はしてくださいね!)
仕事は60~80点でいい
完璧な仕事をしようとしないでください。完璧にしようとすればするほど仕事にスピード感が無くなります。
もちろんミスはないほうがいいのですが、逆に言えば致命的じゃないミスであれば大抵笑って許されます。(実際筆者も変な誤字があるメールを送りますし、私の宛名を間違ったメールなんて死にほど届きますが欲しい情報さえそろってれば別に問題ないです。)
スピード感があれば、仮にミスがあったとしても修正が利きます。60~80点のレベル感で迅速に仕事するよう心がけましょう。
給料を上げることを考える
筆者はサラリーマンをかれこれ10年以上していますが、仕事をしていて一番楽しいと思ったのは給料が上がった時です。年収400万円台から900万円台に乗った時は今までの苦労が報われた気がしました。
お金なんて二の次だとか思う人もいるかもしれませんが、お金が増え、自分の選択肢が増えたときの快感は何事にも代えられません。
沢山のお金をもらうために頑張ろうという気概、お金を稼ぐためにどうすれば仕事ができるようになるのかという思考をするようにしましょう。
転職は最後の手段!難しい仕事もまずは頑張ってみよう

仕事が難しいし、これから仕事ができるようになるか不安だと思う人も、まずは今の仕事を頑張ることから始めて頂きたいです。
仕事に適性がないと思っていても、継続することで意外な適性を見出す可能性もありますし、一定期間頑張っても適性がないと思って転職したら、前の会社で学んだことが役に立ったということは筆者の経験上たくさんあります。
何より、転職しても新しい仕事を覚えなければならないので結局は大変なのです。
精神的に病んで仕事の継続が難しいのであればその仕事に執着すべきではないですが、そうでないなら工夫しながら仕事ができるように頑張ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、まとめます
- 新卒1年目では仕事で躓く要素がたくさんある
- 仕事が上手くいかないことを気にしなくていいからとにかく出勤してできることからこなしていけばいい
- 一歩高いレベルの仕事をしようと思うのなら仕事を俯瞰しタスク管理をするというスキルを身につけよう
- 完璧主義になってはいけない、スピード感を持ち、人の力を借りながら合格点を取りに行けばいい
- 仕事で多くお金を稼ぎたいという意欲を持つ
就職1年目はとにかく悩みの多い時期です。仕事の難しさに直面し、自分の力不足を感じてしまうことも多いでしょう。でも周りの上司や先輩も昔はそうでした。
だから、仕事に不安を感じてしまうかもしれませんが、まずは今日、明日会社に行き仕事をして帰ってくる日々を繰り返していきましょう。その努力はいずれ実を結んでくれます!
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