仕事つまんない!毎日そういいながら眠い目をこすって死んだ顔をして会社に行っていませんか?
筆者もかつてはそうでした。毎日目の前のお金のためにやりたくない仕事をして残業がなければ定時で家に帰り読書やゲームにいそしんでいました。
仕事なんてそんなものだろ?と思う方も多いかもしれません。しかし、仕事が面白くない、つまんないという状態は実は非常に良くないことで、つまんない仕事をしていることで働けなくなり、将来お金がもらえなくなるかもしれません。
では、仕事つまんない!という状況はいかにヤバいことなのか、仕事を楽しくするためには何が必要なのかを現役転職エージェント勤務の筆者が解説いたします。
目次
仕事つまんない!がヤバい理由

まずは、仕事つまんない!という状態がいかにヤバいことなのかについて解説をします。
無駄な時間を過ごしている
よく、やることがない、ヒマだとか言って何となく時間を過ごしている人もいますが、時間は誰にでも平等に与えられると同時に、絶対に増やすことのできない唯一無二の存在です。
社会人が1日の労働に使う時間は少なく見積もっても7~8時間程度なので、仕事がつまんないままでいるということは、1日の大半を自分にとって良い時間を使えていないということです。
限られた時間を死んだ顔をして、何も考えずただ目先のお金のためだけに使っているというのは、時間を浪費していると言っても過言ではないでしょう。
健康に良くない
新型コロナウイルスが流行して以降、とにかく健康に関して重要視する人が増えているように感じていますが、仕事がつまらない、仕事を嫌々やっているというのは健康にも良くないです。
その背景として精神面に悪影響であることが挙げられます。精神的なストレスが実際の健康面に悪影響を与えているという学術研究の結果もあるくらい、健康とメンタルには密接な関係があります。
筆者は高校時代、陸上部で長距離を走っていましたが、駅伝メンバーになるために練習に打ち込んでいましたが、メンバーから漏れてしまった時落ち込み、緊張の糸がほつれ駅伝当日に38度の熱を出してしまったことがあります。
自分は頑張りたい、いい仕事をしたいと思って仕事に取り組んでいると健康も維持しやすくなりますし、反対に仕事つまんない、嫌だと思っていたら免疫力は弱くなっていて健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。
筆者は精神論が嫌いな人間ですが、精神的な状態が健康に悪影響を及ぼしたケースを体験したことは何度もあります。
つまんないと感じている精神状況が自分にとっていかに良くないことなのかは知っておいていただきたいです。
お金が稼げない
もはやITの時代を迎えたと言っていいでしょう。大手都市銀行は仕事の大半をIT化させるために、社員数を今の1/3にすると宣言し、新卒採用数を大幅に減らしました。
また、高給取りで知られるMRの仕事も、ITに取って代わられることになり、2010年代後半に各社で大幅なリストラが敢行されましたし、中国やアメリカでは無人コンビニが試験的に行われました。
以上のことから分かるように、ただ作業をする人間はこれから先の時代で食べていけなくなります。
仕事がつまんない、嫌々やっているということは何かを生み出すクリエイティブな仕事ができないということと同じで、今目先のお金を稼ぐために働いているかもしれませんが、その目先の仕事すらできなくなる可能性があります。
仕事がつまんないと言っている人は、将来失職する可能性の高い人とも言えるのです。
仕事を楽しくするために必要な3つのこと

では、仕事を楽しい、面白いと言えるようにするため、何が必要なのかについて解説をいたします。
自分の適職を認識する
仕事楽しむうえで重要なことは、好きな仕事をしようとすることではありません。価値観と得意なことがマッチし、自分が情熱を持てる仕事をすることです。
そのためには、やりたいことから探るのではなく、自分がどんな価値観を持っていて、どんなことを得意としているかを考えましょう。
仕事が面白くないと感じるのは、プロダクト(製品)やサービスにばかり目を向けて仕事を探し、自身の能力がどこで生きるのかを軽視したり、自分がどんな価値感をもって行動しているのかを考えていない可能性があります。
月並みな言い方ですが、自分が仕事を通してどんな影響を与えたいのかを考えることで自ずと自分のやりたい仕事、自分がやるべき仕事が見えてきます。
筆者は、今医療機器業界の採用、特に中堅クラスの企業で自身の影響力をどうやって与えられるのかを日々考え、奔走しています。
大人になればなるほど、自分の適性が分かり、それなりの実績が積み上がります。結果、自分がどう社会に関わるのかを考えるようになります。20代の方はいまのうちに自分の価値観や適性について認識しておきましょう。
仕事の選び方については以下の記事でもご紹介しています。ご参考にしてください。
今の仕事の醍醐味を理解する
筆者は、過去証券会社で働いていた時、正直仕事を面白いとは感じていませんでしたが、その都度その仕事の面白さを理解しようとして奔走していた時期がありました。
そのため、やらされたこともありますが、色んなビジネス本を読み漁り、そのエッセンスを理解しようとしました。
結果として、その場では仕事に生かせなかったものの、その後自身の仕事に役に立つ知識や経験を得ることができました。
適職を理解して、転職しようとしても今すぐ転職ができないということがあります。その場合は、自分で今の仕事をすることで何が実現できるのか、今の仕事の醍醐味は何なのかを客観的に見つめ、楽しもうとする姿勢を持ちましょう
自分の成長を楽しむ
どんな仕事であったとしても、自身に新しいスキルが身についたり、作業レベルであったとしても作業スピードが上がったりすれば嬉しくなり、結果として、今の仕事を楽しむということができます。
上述でもお伝えしましたが、仕事はやりたい仕事をやれば自身の満足につながるわけではありません。
筆者の感覚で言えば、自分が得意なことをやっていれば、成功体験が増え、高い評価を得られやすいという側面があります。つまり、褒められる仕事をやり続けることで自分が成長し続け、周囲からも褒めてもらえるので一石二鳥です。
自分を褒めることができ、人に褒められることをやりがいにして今の仕事を継続するというのも仕事を楽しむ方法の1つです。
まとめ
以上、まとめます
- つまんない仕事をすると時間の浪費をするとともに、自身の健康にも悪影響を与える
- つまんない仕事は将来自分がお金を稼げない理由にもなってしまう
- つまんない仕事から解放されるには、自身の適職を見つける
- 今の仕事の醍醐味を見つけ、自分を褒められてかつ人から褒められるよう成長するというのも大事
仕事はつまらないものだ、耐えてこそ仕事だという論調がありました。確かに仕事は辛いことを耐えないといけない場面もたくさんあることは事実です。
しかし、つまらない作業や定例業務をITや外部委託で担ってくれる時代になり、会社は社員に対してビジネスの核になるクリエイティブなことを求めるようになってきています。
そのためには、自分の頭で考え、実行することを能動的にやらないとビジネスの世界では生き残れなくなってきています。
思考の原動力を作るためには、仕事を楽しめる精神的な余裕が必要なのです。もしかしたら、今その精神的な余裕を感じながら仕事をすることはできないかもしれません。
しかし、仕事を楽しみたい!という意欲をもって仕事をすることで今は辛くても目の前の成長を楽しむことができ、将来的には良い仕事ができますし、無理なら自分の適職から見つめ直すところから始めればよいです。
何となく毎日を過ごすのではなく、意思や意欲をもって仕事をするところから始めてみませんか?
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