転職したい!会社を辞めたい理由が分からない人に実行してほしいこと

筆者は転職エージェントとして約8年勤務していますが、その中には仕事を辞めたい理由が分かっていない人が一定数います。

一方で、転職面接では必ず転職理由を問われ、そこで明確に転職理由を答えられないと転職面接で見送りになってしまいます。それだけ今の仕事を辞める理由は転職において重要なのです。

では、なぜ今の仕事を辞める理由が重要なのか、今の仕事を辞める理由を見つけるためにはどうすればいいのかを現役転職エージェント勤務の筆者が解説します。

会社を辞める理由を転職面接で聞く理由

まずは会社を辞める理由を転職面接で聞く理由を解説します。主に以下の理由が挙げられます。

  • 早期退職されたら会社のコストに見合わない
  • 長期的に自社で活躍できる人材を採用したい
  • 転職希望者の将来のため

では、それぞれ説明を加えます。

早期退職されたら損失が発生する

一社員を採用すると、採用コストはもちろんのこと、教育コストなど色々なコストが発生します。

しかし、早期で退職されてしまっては、そのかけたコストを回収することができず、採用企業に損失が発生します。

一般的には、転職してすぐ成果を出せる人はあまり多くなく、最低でも半年くらいの助走期間を経て成果を出される方が多いです。

採用企業は早期退職する可能性のある転職理由の人を採用しないようにするため、転職面接では仕事を辞める理由を確認します。

長期的に自社で活躍できる人材を採用したい

当然と言えば当然ですが、企業は自社で活躍してくれる人を採用したいと考えています。

会社を辞める理由が、同じ理由で辞められる可能性がある場合、その人は自社で活躍できる人材とは言えないため採用を避けた方が無難だという結論に至ります。

今の会社を辞めるのであれば、それ相応の理由がないと、採用企業側は理由なく会社を辞めてしまうのかという不安を与え、採用しない方がいいと判断するのだと理解してください。

転職希望者の将来のため

転職回数が増えると転職が難しくなるというのが今の転職業界の常識です。

たとえ良い人材だったとしても、早期に自社を退職してしまったらその後の転職で苦労する可能性があります。

退職理由が不明確だったり、自社でも同じような退職理由が発生するリスクがあるのであれば、転職希望者の人生にとってもプラスではないと採用側が判断し、面接見送りの判断をするケースは珍しいことではありません。

仕事を辞める理由は限られる!自分はどれに該当するのか確認しよう

実は仕事を辞める理由はいくつかに分類されます。自分がどれに該当するのかを確認することで、自分の転職理由を明確にすることができます。

では、仕事を辞める理由にはどのようなものがあるのかというと以下の通りです。

  • 人間関係(上司・先輩・同期)
  • 会社の立地・転勤
  • 仕事への興味・適性
  • 扱う製品・サービスを変えたい(会社の製品・サービスが良くない、興味のある分野・職種がある)
  • 仕事の時間帯、休日
  • 労働時間
  • 会社の方針が合わない

ちなみに筆者はこれまで3回転職を経験していますので、参考に筆者のこれまでの転職理由をご紹介します。

筆者の転職理由:1社目:証券会社→人材会社(人材紹介・評価制度)

証券会社の営業は、細かなコンプライアンスがあり、守るのが面倒なうえ、金融商品も顧客のためになるものではないものを推奨商品として売るケースが多かったです。

加えて、筆者は6年間営業職ではなかったものの、営業店への異動が決まったら後は地方転勤を繰り返す可能性が高いと判断したため、30歳前に転職しようと決意しました。

上記の理由に該当するのは、以下の通りです。

  • 会社の立地・転勤
  • 仕事への興味・適性
  • 扱う製品・サービスを変えたい(会社の製品・サービスが良くない、興味のある分野・職種がある)
  • 会社の方針が合わない

筆者の転職理由:2社目:人材会社(転職エージェント・評価制度)→人材会社(転職エージェント)

そもそもの理由は成果が上がっていないという理由による退職勧奨でした。

ただし、その2か月前くらいからは、会社が転職エージェントの事業に力を入れないことを発表し、何のために転職したのか分からない状況になりました。

また、評価制度コンサルの仕事そのものにも面白さを感じない、むしろ苦痛すら覚えていて、改めて転職エージェントの仕事をちゃんと学びたいと感じていました。

加えて、毎朝就業30分前の出勤、週初めは1時間前の出勤を義務付けられていたうえ、毎日22時帰宅も苦痛でした。

上記の退職理由だと該当するのは以下の通りです。

  • 仕事への興味・適性
  • 扱う製品・サービスを変えたい(会社の製品・サービスが良くない、興味のある分野・職種がある)
  • 労働時間
  • 会社の方針が合わない

筆者の転職理由:3社目:人材会社(転職エージェント)→人材会社(転職エージェント)

一時は社内でも売り上げ上位の常連になったものの、会社の方針で筆者の扱っていた領域に力を入れない方針が出され、そこから売り上げが右肩下がりになってしまいました。

結果、会社から退職勧奨を受け、転職することになりました。

ただ、成果が上がらない状況で何をやっても売り上げは上がらないと感じていたので転職活動をしており、退職勧奨を受けた段階ではほとんど次の会社決まっていました。

上記の退職理由に該当するのは以下の通りです。

  • 会社の方針が合わない

転職理由は必ずある!自分で退職理由を分析しよう

筆者の場合だと、2回退職勧奨を受けているという事実はありますが、それを差し引いても転職する理由はありました。

そして、仕事を辞めたいと思うなら、辞めたいと思う理由が必ずあるはずです。

その辞める理由を見つけるための作業をし、上記で紹介したどの転職理由に該当するのかを確認しましょう。

では、どんな作業をすればいいのかですが、辞めようと思ったエピソードをいくつか並べることです。

例えば、筆者が1社目の証券会社を辞めようと思ったきっかけの一部をご紹介します。

  • 営業になって間もないのに、本社の監査部から業務ミスを叱責された
  • 子供が生まれたばかり(現在は離婚している)のタイミングで僻地への転勤を打診された
  • 会社側から良い商品だと言っているものが全く良いものだと思えなかった
  • 業務ミスを立て続けにしたら、営業に出るなと会議室で1週間軟禁状態にされた

環境を変化させるということは普通に考えて面倒なことなので、通常であれば転職を避けるはずです。

それでも、転職を考えるということは小さなエピソードがいくつか積み重なって知らず知らず自身の中のストレスになっていることが想定されます。

そのエピソードを1つ1つ思い出して、紙に書いていきましょう。

逆に言えば、今の仕事をを辞めたいと思うようなエピソードが一切なくて漠然と転職しようかなあと思っている場合は、転職をするという選択が適正でない可能性が高いです。

今の仕事を辞めたいと思ったエピソードがあるかないか、ないなら1~2週間働く中で、嫌なエピソードが生まれるのかどうかを検証していくと良いです。

仕事を辞める理由が分からないなら転職エージェントに相談しよう

仕事を辞める理由が分からない場合、一人でエピソードを探すことがどうしてもおっくうになったり、人と話すことで思い出せたりということがあります。

そういう場合は、まずは転職エージェントに登録して、話を聞いてもらい、実際の求人を紹介してもらいながら考えることをおすすめします。

転職エージェントは何人もの転職希望者の悩みを聞く、プロの転職専門カウンセラーです。転職エージェントのキャリアアドバイザーから色々話を聞き、引き出してもらうことで転職の理由を見出すことができる可能性があります。

仮に、そこで何も引き出されなかったら、別のエージェントに会う、一旦働き続けようなどの判断ができます。

まずは自身にあるもやもやを解消するための行動をしましょう。

転職相談に関する記事は以下を参考にしてください。

まとめ

以上、まとめます。

  • 退職理由・転職理由は転職面接において欠かせない質問!転職理由は明確にしよう
  • 仕事を辞める理由は大体決まっている!自分がどれに該当するのかを確認しよう
  • 仕事を辞める理由は、そのきっかけになったエピソードを思い出し、可視化させる
  • 転職エージェントに相談して、自身が仕事を辞めたい理由を引き出してもらうのも良い方法

今の仕事を辞め、転職したいと思う理由は、自身が認識していないだけで必ずどこかにあるはずです。それを自力でも転職エージェントの力を借りてでもいいのでしっかり明確化させましょう。

それができていないと、転職活動は間違いなくうまくいきません。逆に言えば、退職理由がはっきりすれば、その退職理由が生まれにくい業界・職種・会社に行けば長期的な就業ができる可能性が上がります。

仕事を辞める理由を認識していないのなら、それを自身がはっきり理解するところからはじめてみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

関西学院大学卒業、1社目では大手証券会社に勤務  ・8か月でメンタルをやられ休職。 ・証券会社時代はお荷物社員として最低評価を受ける。「こんなひどい評価の奴初めて見た」とまで言われた。 以降、人材ベンチャー、大手転職エージェントに勤務し、2度の戦力外通告を受ける。 現職では、中小の転職エージェントでキャリアアドバイザー兼法人営業で2年連続で社内2位の売り上げを達成。前職退職時の年収450万円→2019年の年収は約1000万円 税金の支払いに苦労してます笑 【人物像】 ・ただの酒好き ・論理・理屈で物を考える 【記事の基本方針】 私のような最強のダメ人間でも、思考力、実力、環境を整備すれば それ相応の成果を出せるということを表現できればいいと思っています。 よろしくお願いします。