37歳は未経験業界へ転職するな!30代後半の転職のルール4点

転職には30歳転職限界説、35歳転職限界説というものがあり、転職には年齢がつきまとってくると考えられています。

結論だけ言えば、年齢と転職にはみなさんもご認識の通り非常に大きな因果関係があります。ただし、年齢と転職に関する情報には大きな誤解があるとみています。

では、30代後半の転職はなぜうまくいかないのか、またどうすればうまくいくのかを現在37歳で転職エージェント勤務の筆者が解説をいたします。

男性も女性も30代後半だと転職が難しくなると言われている理由

一般的に男性と女性だと、転職においては一部職種を除けば男性が有利なのですが、いずれにしろ30歳を超えると転職が徐々に難しくなります。

では、その理由について検証していきます。具体的には、以下の通りです。

  • 30代後半は企業でいえば係長~課長レベル
  • 組織は年齢構成を非常に意識している
  • 30代後半の人が新しいことを吸収するのは難しいと言われている
  • 女性の場合はライフイベントに大きく影響する

では、それぞれ解説を加えます。

30代後半は企業でいえば係長~課長レベル

30代というのは、一般的な会社では主任・係長~課長レベルに該当する年齢で、即戦力層です

筆者が昔働いていた証券会社で営業課の課長の年齢は38歳、36歳、37歳と30代後半に集中していました。(いずれも優秀な営業マン達だったのもありますが)、少なくとも37歳は課長クラスになる年齢なのです。

余談ですが、筆者も2020年にコロナウイルスの影響がなければマネージャーに昇格が予定されていました。(興味がないのでいいのですが)

37歳くらいの30代後半世代は、自分だけではなく、チームに責任を持つような年齢なのです。裏を返せば、それ相応の経験値や成果が求められるので採用するハードルが上がるのです。

組織は年齢構成を非常に意識している

組織は、年齢構成、年齢バランスを非常に意識しています。

実際、筆者が過去在籍していた営業課のメンバー構成を見ると以下のような感じでした。

  • 大規模店舗:課長(37歳)、主任(37歳)、31歳(メンバー)、28歳(メンバー)、25歳(メンバー)、24歳(メンバー)、23歳(メンバー)、23歳(メンバー)
  • 小規模店舗:課長(36歳)、主任(35歳)、メンバー(32歳)、メンバー(28歳)、メンバー(26歳)

基本的に上の年齢層が少なく、下の年齢層が増えるというのがきれいな組織なので、必然的に下の年齢層を採用するケースが多くなります。(特に営業職)

また、筆者は企業人事に細かなヒアリングを行いますが、若い層が欲しいので20代を採用したいと考えますし、欠員が発生する際も若い人の退職が多い傾向にあります。

年齢バランスを整えるのにも、20代が一番採用しやすいのです。

30代後半が新しいことを吸収するのは難しいと言われている

30代後半は20代に比べて、物事の吸収力が低いと言われています。そのため、少なくとも未経験採用を行う際は、30代後半の人を採用しません。

一般的に30歳転職限界説、35歳転職限界説というのは、企業が未経験採用をしなくなる年齢を指していると考えてもらえたらいいです。

女性の場合はライフイベントに大きく影響する

上記3点の理由に30代、特に30代後半の場合は転職が厳しくなるのですが、女性の場合はこれにライフイベント、すなわち結婚と出産が大きく影響します。

今女性の結婚年齢の平均が30歳程度、第一子の出産が31~2歳くらいです。つまり、30代になると出産、育児というイベントがつきまとってきますので、子供を抱えて時短勤務やリモート勤務を希望して転職をするケースがあります。

確かに、転職して時短勤務やリモート勤務を認める会社もありますが、現実はそんなに多くないというのが現状です。

また、中には女性ということを理由に結婚・出産で産休・育休のリスクがあるから採用しないというケースも過去ありました。

30代後半の女性に関しては、さらに転職に不利に働く可能性は十分あります。

37歳転職エージェントが伝える30代後半の転職ルール4点

はっきり言います。30歳になっても、転職はできますし、35歳でも転職はできます。筆者のような37歳の人だって転職はできるのです。

実際、筆者はヘッドハンティングしたいという話も結構頂いています。(転職が面倒なので今のところする気はさらさらありませんが)

では、30代後半の転職を成功させるための4つのルールをご紹介します。

未経験転職は諦めよう

30代後半というのは、20代、30代前半で蓄積した知識・経験でご飯を食べていく世代です。30代後半から新しいことをやるのは、企業から求められていないのではっきり言って無謀です。

まだ、31歳、32歳だとギリギリ何とかなることもあります(それでも成功確率はさがります)が、37歳になったらはっきりいって未経験転職は絶望的です。

20代のうちから、自分の生きていく道を決め、30代では経験値を生かした転職をするようにしましょう。

女性は20代のうちに産休・育休の取れる、時短勤務のできる会社に転職しておこう

残念ながら、まだまだ転職市場において女性に対して優しくない会社が多いのが事実ですが、一定期間就労した方に産休・育休が取れ時短勤務ができる会社は多いです。

ある会社の会長は、産休・育休と時短勤務は会社に貢献した人に対するご褒美だという言い方をしていました。これを肯定まではしませんが、世の中はそういう認識だと考えると腑に落ちるかもしれません。

女性は30代後半になると、男性より段違いに転職が厳しいです。女性は結婚・出産後に働ける会社へ早めに転職しておくと安心して30代後半でも働くことが可能です。

プロセスにこだわった仕事をしよう

30代後半の世代に求められるものは、成果です。30代後半の人は、特に成果を出せる人になったうえで転職をしましょう。

成果を出すためには、計画性をもち、業務を行うにあたってプロセスを大事にすることです。

今の仕事の課題は何なのか、その課題を解決するために何をする必要があるか、限られた時間の中をどのように有効に使うのかというのを真摯に考え、行動に移していくことが大事です。

20代の時のように、出たとこ勝負で仕事をしている人は30代後半の超即戦力採用に適していません。計画策定能力を身に着けていきましょう。

その道のプロフェッショナルになること

30歳、35歳、40歳と年齢を重ねていくうちに、どんどん転職ができなくなっていきます。

それはなぜかと言うと、20代の時のように未経験転職ができなくなってしまうからです。

しかし、一方で30代後半の転職というのはハマる求人があれば、信じられないくらい簡単に採用が決まります。

なぜかというと、年齢が高い人は上述でもお伝えしたように、未経験転職には向きません。その代わり、その道のプロフェッショナルに対しては、採用企業の社内ニーズに合わせて、求人が出てくるからです。

現に、筆者は、これまで63歳、59歳、51歳といった一般的には転職では不利と言われる年齢の方を決めていますし、40代の人もコンスタントに採用支援をしています。

しかも、筆者が一番採用支援を成功しているのは、外ならぬ30代の方です。専門分野があり、成果が出ている人は、実は20代より30代のほうが少ない求人応募数で高確率で採用され、30代後半でも面白いように採用されます。

実際、Linkd Inというビジネス向けのSNSから、筆者に充てて、うちの面接を受けませんか、転職エージェントからいい案件ありますよ!!といった連絡が本当によく来ます。(くりかえしますが全部無視しています)

専門性の高い分野があり、成果を出せているのであれば、30代前半はもちろん、37歳という30代後半に差し掛かっていても転職できる可能性は十分にあるのです。

同業界・同職種への転職というのは30代転職にとって大原則で、35歳以上の転職には専門性がより求められると考えてもらえたら良いです。

同業他社への転職に関しては以下の記事を参考にしてください。

30代で必要とされる人になるのであれば、20代の過ごし方が大切

30代というのは上述でも触れましたが、20代で積み上げてきた財産で食べていく世代です。筆者は37歳になった今でも、20代の時苦しんで良かったと思っています。

20代は、自分の食べていく道を見定め、その経験値を高めていかなければならない世代なのです。

理屈上で言えば、新卒で在籍している会社で経験値を高めていくことが理想ですが、27歳くらいまでには自分が目指す方向性が決まり、経験値を高めていることが望ましいです。

筆者は30歳くらいで証券業界から人材業界に転職をして、そこから技能が身についたと感じるまでやはり3~4年はかかりました。

もっと器用な人はさらに早い成長曲線を描くのでしょうが、もっと早い段階で業界の経験値を上げておくべきだったと思っています。

もしも、本編を20代で読んでいる方がいれば、20代のうちに経験値という財産を多く積んでいくと、30代で活躍できますし、年収アップを目指した転職も可能になるということを知っていただきたいです。

まとめ

以上、まとめます。

  • 30代後半は一般的なマネージャーになれる年齢!未経験人材を企業は欲しがらない
  • 組織構成上でも20代の人員を厚くし、年齢ピラミッドが出来上がるような組織体系にするのが一般的
  • 30代後半は新しいことを吸収するのが厳しくなる世代というのが一般的な見方で、未経験採用には厳しいとみられている
  • 30代後半の未経験採用は論外だが、ただ漠然と仕事をする30代に採用企業は興味を示さない
  • 30代後半で必要とされる人になるのであれば、20代の過ごし方が大切

30代後半という世代は本当にビジネスという観点でも転職市場という観点でも本当に実力が問われるようになる世代です。間違っても未経験転職をする世代ではありません。

30代後半で必要な人になるためには、20代の過ごし方は重要です。30代後半の方は今の経験値を生かした転職をする、20代の方はどの道で食べていくのかをしっかり見定め、決めたらひたすらキャリア構築をすることをおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

関西学院大学卒業、1社目では大手証券会社に勤務  ・8か月でメンタルをやられ休職。 ・証券会社時代はお荷物社員として最低評価を受ける。「こんなひどい評価の奴初めて見た」とまで言われた。 以降、人材ベンチャー、大手転職エージェントに勤務し、2度の戦力外通告を受ける。 現職では、中小の転職エージェントでキャリアアドバイザー兼法人営業で2年連続で社内2位の売り上げを達成。前職退職時の年収450万円→2019年の年収は約1000万円 税金の支払いに苦労してます笑 【人物像】 ・ただの酒好き ・論理・理屈で物を考える 【記事の基本方針】 私のような最強のダメ人間でも、思考力、実力、環境を整備すれば それ相応の成果を出せるということを表現できればいいと思っています。 よろしくお願いします。