転職したいとは思うけど、いつ転職をすればいいのか、そもそも転職をすべきか否かを迷った経験はありませんか?
筆者は新卒1年目に精神疾患で休職して以降、ずっと転職をしたいと考え、転職を果たしたのは転職したいと思って6年の歳月を費やした時でした。
転職は、人生にとって重要な選択の1つです。迷うのは当然のことですが、転職のタイミングを失敗してしまうと、その後のキャリアを上手く構築できない要因となってしまいます。
また、転職をする上で誰に相談して意思決定をすればいいのかも重要な問題です。そこで、本編では誰に相談して、どのタイミングで意思決定をすればいいのか診断する方法を現役転職エージェントの筆者がご紹介したいと思います。
目次
友達?占い師?転職すべきか否かの意思決定をする相手に悩んだ時の相談相手

まずは、転職するか否かを判断するうえで、誰に相談をすればいいかについて、考えられる相談相手というのは以下が考えられます。
- 友達
- 親
- 同僚
- 占い師
- 転職エージェント
では、それぞれ解説を加えます。
友達
友達に転職するか否か、転職のタイミングなどを相談してもその意見は参考程度に留めましょう。
なぜなら、友達は転職のことについて知らないからです。でも、転職してる友達なら、転職を成功した人に聞くのは極めて良いことなのじゃない?と思うかもしれません。
しかし、友達とあなたでは境遇が違います。出身大学、キャリア、描きたいキャリアなど何もかもが違います。
キャリアというのは100人いたら、100通りの描き方ができます。友達が知ってるのはそのうちの1パターン、2パターンに過ぎないのです。
親
親にはなるべく転職するか否か、転職のタイミングなどを相談しないようにしましょう。友達の話はまだ参考にはなりますが、親の意見は参考になりません。
なぜなら、親世代は転職に関して当たり前の時代に育っていないはずです。そのため、「転職なんてよせ!1社で勤め上げるのが美徳だ!」と言われるのが関の山です。
生産性のない会話が想定されるので、親には転職を決定してから報告事項として伝えましょう。ちなみに筆者は3回転職しましたが、全て事後報告でした。
親に相談するのは本当に時間の無駄なので筆者はおすすめしません。
同僚
同僚は自分と共通のキャリアを持っているので、友人や親に相談するよりはるかに高い効果を得られます。
但し、同僚への相談もおすすめしません。なぜなら同僚というのは仕事の利害関係者であり、ライバルにもなりうる存在です。そんな人に自分の弱みをさらけ出したら、上司にチクられて面倒なことになることだって想定されます。
同僚に相談することは、それ相応にリスクがあるのです。
占い師
相談相手としてはある意味アリです。なぜなら、転職には運がつきものだからです。
私は転職エージェントとして転職希望者に、転職して長期定着ができるかどうか判断できるための材料をなるべく提供できるようにしています。
しかし、いくら情報収集しても、想定していないことであっさり早期退職した事例は結構あります。完璧な情報収集は無理ですし、転職希望者もちゃんと面接官と会い相性を確かめても一緒に仕事をしないと分からないことは沢山あります。
はっきり言って、ある程度のことはできますが、それ以上は運による要素が大きいです。それなら運の専門家である占い師に自分の転職運を確認することは大事なことです。
ただ、転職をするか否かを判断するうえで運より大事なことはたくさんあります。占い師の意見を参考にすることは悪いことではありませんが、占いの結果に頼り過ぎないということは心に留めておいてください。
余談ですが、筆者は結構占い好きで、ゲッターズ飯田さんのtwitterをフォローしています。割と占いに対して受け入れている人間だということは補足で付け加えておきます。
転職エージェント
デメリットはありますし、その道でご飯を食べている人間なので若干ひいき目に見ているかもしれませんが、転職の相談相手として一番適しているのは転職エージェントではないでしょうか。
そう言い切る理由としては以下のことが挙げられます。
- 転職に関する専門家
- 客観的な意見がもらえる
- ちゃんと支援出来たらお金がもらえる
転職エージェントはいいも悪いも専門家であり、他人です。他人であり支援に成功すればお金がもらえますので、本気で取り組んでくれます。
所詮金かよ!?と思うかもしれませんが、利益がないのに人は頑張らないですよね?慈善事業だけだとよほど裕福な人でない限り、長続きしません。
そういった点で、転職エージェントに相談するのが現時点で考えられる最良の相談相手と言えます。
ただ、倫理観の低いキャリアアドバイザーは自分の利益のことしか考えないので、そういう人へ相談するのは避けたほうが良いですね。
転職すべきか否かを迷った時の診断方法2選

では、転職すべきタイミングを診断する方法について解説します。
できるだけ早くが基本!
転職をしたいと思ったら、できるだけ早くするということが基本です。乱暴な話、迷うくらいなら思い切って転職してもいいと思っています。
何故そう言い切るのかというと、時間には限界があるからです。お金は努力と知恵で増えますが時間はどう足掻いても増えないのです。
迷っている時間というのはそれだけ仕事の生産性が下がります。だったら、リスク覚悟でさっさと転職して転職したほうが時間を無駄に過ごさずに済みます。
仮に失敗しても、2度と転職できないわけではありません。事実、筆者は2社目のベンチャーに8か月在籍し、クビになり、次の会社も3年でクビになりましたが転職に成功し年収を大幅に上げることができました。
ためらっている時間の方がもったいないのです。
何となく転職するより、何をしてご飯を食べたいのかが決まった時の方がいい
転職は早い方がいいといいとは言いましたが、より良いタイミングを聞かれたら、ちゃんと自分がどの分野でご飯を食べていきたいのか明確になったタイミングで転職を決意する方がより転職を成功させる確率が上がります。
筆者が、危うい転職を繰り返したとしても、しっかりご飯を食べられてる、なんなら年収を上げられているのは、年齢面と決めた道でキャリアを構築しているからです。
目標設定ができている状態で転職を決意することが望ましいです。
自分のやりたい仕事のアウトラインが決まったら、転職エージェントに相談してやりたい仕事のアウトラインを伝え、良い求人案件があれば受けていきましょう。
何も意志も方向性もないのに、何となく職探しをするために転職エージェントに会う人がいますが、世の中に膨大にある仕事から何の方向性もなしに求人情報だけ取りに行く人は自分の時間も、エージェントの時間も無駄に奪っています。
誰も得しないので、自分のことについて考える作業はやっておきましょう。
転職のタイミングに関しては、以下の記事でもご紹介していますので確認してください。
まとめ
以上、まとめます。
- 転職の相談相手は現状転職エージェントが最良
- 転職はなるべく早くするのが大原則
- 自分の生きていく道を定めたうえで転職をすると尚良い
- 自分の働きたい方向性のアウトラインさえ分かれば、それに沿った求人を転職エージェントに紹介してもらい、良い案件があれば受けていく
仕事をする以上、その仕事をどうやって成功させようか突き詰めて考えなければいけないのに、転職すべきか否かを迷う時間は仕事のクリエイティブさを欠き、いい仕事ができません。実はめちゃくちゃもったいない時間なのです。
ビジネスの基本は無駄を省いて高い成果を出すことです。そしてリスクはつきものですが、分かりやすい転職失敗をするより、時間を無駄に使ってしまうことの方が失敗だということには誰も気が付いていません。
仮に、早い意思決定をした場合は、失敗しても修正できます。しかし、転職は運の要素が大きいですので慎重にしたから失敗しないとも言えません。
そして、年齢が一定期間経過すると、修正がきかなくなることだってありません。
転職すべきか否かを判断する・しないにおいて一番重要なことは時間を無駄にしてダラダラ迷うことを辞めること、その認識を持ってもらえたら嬉しいです。
コメントを残す